朝から風もなくとても良い天気に恵まれ気持ち良いウォーキングが約束されたような1日の始まりであった。今回の例会は、湘南台公園から境川を下り紅葉が見頃な東俣野中央公園と俣野別邸庭園を訪ねる企画である。
9時頃、受付開始とともに並んでいた参加者が次々と受付を済ませ地図を受け取り公園を後にした。今日は今年最後のゆっくりウォークであるため、ゆっくりウォークの完歩賞・努力賞対象者には各賞の授与も行われ、スタッフも忙しそうに対応していた。
先頭から15分程遅れて、レポート役の私も南出口から湘南台中学校沿いの台地の道を南東方向に向かった。コースは交通量の少ない住宅・畑・果樹園などがある歩き易い道を選んで設定されている。亀井野で台地から境川沿いに下って田園地帯の農道を歩く、稲はとっくに刈り取られ一面稲株だけが残っている。良く晴れあがって風もないため歩いていると汗をかくほどで、ウォーカーも上着を脱いでシャツ姿が多い、私も途中から上着を脱ぎ軽快に歩いた。境川からは、横浜俣野の丘の上に薬科大学の多重塔の建物(図書館)が聳えて見え、川沿いの殺風景な風景に花を添えていた。
30分近く川を下り、左折して川から離れ東俣野中央公園へ。公園では「もみじはふう」の木々が紅葉し公園全体が華やいでいた。ここでチェックポイント、スタッフからチェックを受け、トイレ休憩を取った後、公園を出て俣野別邸庭園に向かった。コース上の標と地図を見誤って道を間違えてしまったが、畑の中を遠回りしながら別邸庭園に到着、11時少し前であった。
入口でIVVを受け取り、あとは自由散策。殆んどのウォーカーはゆっくり散策することなく上部庭園へ近道の階段を上り出口の方に向かって行った。園内はこの時期、花はなくひっそりしているが、モミジの紅葉があちらこちらに散見され、晩秋を感じさせた。見頃にはまだ早いようだ。暫くゆっくり庭園を散策した後、国道側の出口を出てゴールのふじさわ宿交流館に向かった。
ゴール手前の遊行寺に立ち寄ると、本堂前の境内はまるで大晦日のセットがそのままできた様な、屋台・テントが立ち並び、幟や紅白の天幕などが境内を埋めていた。大晦日の準備にしてはちょっと早すぎると思いながら大イチョウの下まで来ると張り紙があり、映画撮影用のセットであることが判明して納得。そのままいろは坂を下ってふじさわ宿交流館にゴールした。
(阪本 茂義)
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