昨年コロナ禍で中止となった「えぼし岩と茅ヶ崎海岸」例会が再開され、茅ヶ崎駅に着くと観光案内所に観光大使の「えぼし麻呂」がお出迎え。久し振りの第一カッターきいろ公園（茅ヶ崎市中央公園）では、入口傍に作曲家山田耕筰の童謡「赤とんぼ」の記念碑が設置され、ケヤキの木々の間には多肉植物のかわいい花壇もあり、以前より広場が整備されて明るくなった。

あいにくの雨で、参加者は少ないが、コース変更の説明を聞いて公園の休憩所前からスタート。今日はチョークの矢印がないので、皆さん地図の橋の名前を確認しながら八重桜が咲く千ノ川沿いの道を歩く。おしゃべりをしながらも水たまりをヒョイヒョイと軽やかに避ける後ろ姿からフットワークの良さが窺える。

南湖の左富士之碑では、残念ながら雨雲で見えない富士山の姿を想像し、コース変更で柳島スポーツ公園には寄らず左富士通りを海岸まで直進。途中でご一緒した会員さんに「お天気が悪くても、FWAの例会に毎回参加して歩くのが、私の健康の秘訣。」とのお話しを伺い脱帽。浜見平では、ツツジやシロツメクサが満開で、足を止めては花を観賞され、これもウォーキングの楽しみ方と改めて気付かされた。

サザンビーチに出ると「えぼし岩」が見え、サーファー達が雨にも負けず波を楽しんでいる。「茅ヶ崎サザンＣ」の大きなモニュメントに到着し、Ｃの中心から「えぼし岩」を眺める。Ｃの切れ目に立つとＣが円になるので、縁結びスポットとしても有名だそうだ。次はここからサザン通りを歩いて茅ヶ崎駅へと向かう。
茅ヶ崎はサザンオールスターズ・桑田佳祐氏の生まれ故郷でもあるため、商店街の街燈には「えぼし岩」とサザンの曲名が描かれた赤いプレートがいくつも飾られている。茅ヶ崎ゆかりの曲名も多く、お気に入りの曲を探すのもおもしろい。脇道に入るとサザン結成30周年に商店街が作った「サザン神社」も健在で、今もサザンファンが多く訪れる聖地と聞く。

ゴールの茅ヶ崎駅では、FWAスタッフが待っており、今回の参加者はスタッフ合わせて約60名だそうだ。雨の中、ご参加ありがとうございました。スタッフもご苦労様でした。
「えぼし岩」はやはり青い海と空が似合うので、また晴れた日に富士山を見ながら潮風に吹かれて歩きたいコースですね。
（田中 恭子）