自由歩行

 湘南の歴史街道を行く  .
  旧東海道
2023年
7月25日

(火)

天気:晴れ  参加者:190名  距離: ①10km (中止:②15km ③20km)
                                    担当:
田所
コース 御殿辺公園→遊行寺坂→原宿→大坂上→戸塚バスセンター(①ゴール)
【猛暑のため以下中止】
→吉田大橋→江戸見附→不動坂→品濃坂→福寿観音堂(②ゴール)
→品濃一里塚→焼餅坂→境木地蔵尊→権太坂→保土ヶ谷2丁目
→保土ヶ谷宿本陣→保土ヶ谷駅(③ゴール)


御殿辺公園の受付 公園から出発
市民病院前を行く 旧桔梗屋前を行く
朱色の遊行寺橋を渡る 正面に遊行寺冠木門
遊行寺坂を上る 遊行寺坂の一里塚跡
遊行寺坂もそろそろ終り 赤いキョウチクトウ脇を行く
国道両側に戸塚に向かうウォーカーの姿 ミンミンゼミがうるさく鳴いていた
鉄砲宿の標識 旧東海道戸塚宿周辺散策案内図
建物も街路樹もない暑い歩道を行く 松が一本だけ残っていた
お軽勘平「戸塚山中道行」の碑 最近開通した道路の上を行く
大坂松並木の解説板 大坂台から戸塚の市街地へ下る
白いキョウチクトウが奇麗だ コンビニの前の「上方見附跡」
「五十三次 戸塚」の浮世絵 冨塚八幡宮の前を行く
箱根駅伝をあしらったマンホール 戸塚バスセンター前でゴール
お疲れさまでした 

写真撮影  阪本

23日前に梅雨が明け連日猛暑が続いている。朝から容赦なく強烈な陽射しが降り注ぎ、じわじわと気温も上がって、相当な暑さが予想される。そんな猛暑の中、今日の例会は長距離のウォークは危険と判断し、10kmショートコースのみのウォークに限定して実施することになった。

「湘南の歴史街道を行く」シリーズは20222月に初回(今回の①旧東海道)を行う予定であったが、コロナ禍のため中止となった。その後コロナ感染も収まってきたので20224月からは順調に開催でき、②鎌倉道 大仏切通 ③江の島道 ④京・鎌倉往還 ⑤田村通り大山道 ⑥滝山街道 の5回を予定通り消化してきた。今回、シリーズ最後になったが「①旧東海道」の実施をもって湘南の歴史街道を行くシリーズ(6回)は終了する。

それにしても暑い、歩き始めると直ぐに汗がふき出した。御殿辺公園から旧藤沢宿の街並みを過ぎ朱色の遊行寺橋を渡り遊行寺の冠木門(惣門)を見て遊行寺坂に差し掛かる。チョーク表示は左側の歩道を進むようになっているが、陽射しがまともに当たりあまりに暑いので、ウォーカーの多くは日陰になっている右側歩道に移動し、少しでも涼しい所を選んで歩いている、暑さに対する自衛手段である。私も途中から右側に移った。

戸塚までの旧街道は当時の面影はほとんどないが、旧跡の箇所には標識・案内板が建っている。代表的なものは、見附跡・一里塚跡・その他の旧跡・古社寺などである。松並木も少し残っている。 

旧東海道は戸塚まではほぼ国道1号線とかぶる。交通量が格段に多く、その横をひたすら歩くことになる。暑さに耐えかねて日陰では休憩して飲み物を補給しているウォーカーが多かった。私も前後にいるウォーカーに積極的に水分補給を呼びかけた。

戸塚までの旧東海道は、遊行寺坂の長い上り道を過ぎるとほとんど平坦な道が6kmほども続く、戸塚に近くなると長い下り坂となり、旧宿場の街並みに入って行く。 

原宿の交差点を過ぎると左手に浅間神社が現れる、永禄年間(1558-1569)に村民安全を祈願して創建、玉縄城主北条左衛門大夫が崇敬していたと言われる神社である。
また、戸塚宿に入ると冨塚八幡宮が左手にあり正面に長い石段が聳え、上に本殿がある。1072年 源頼義・義家父子の創建によるものらしい。御祭神は誉田別命(応神天皇)富属彦命で裏山に富属彦命の古墳がある。戸塚知名の発祥の地と言われている。
更に、駅近くにある戸塚八坂神社は、戸塚郷の庄司内田兵庫源政親が元亀3年(1572)創建されたもので、714日のお天皇さまの夏祭りは戸塚随一で、駅から神社まで屋台が並び近隣の住民が繰り出しとても賑やかである。(最近はどのようになっているか?)、特に祭りに行われる「お札まき踊り」(横浜市指定無形民俗文化財)が有名である。  

御殿辺公園を830頃出発し約2時間強で戸塚駅近くのゴールに到着した。猛暑のなか、大変お疲れさまでした。健脚で歩き足らない何人かのウォーカーは、更に先を目指して歩いて行ったようだ。
(阪本 茂義)