湘南の七福神めぐりE
 

   湘南七福神
   自由歩行
2024年
4月10日
(水)

天気:晴れ   参加者:231名   距離:@7km A18km     担当:弥勒寺
コース: 延命寺→宗泰寺→東昌寺→光照寺(分岐)→@東逗子駅(@ゴール)
A仙光院→長運寺→玉蔵院→A逗子駅(Aゴール)

亀岡八幡宮からスタート 延命寺の弁天堂
田越川の満開の桜 宗泰寺の大黒天
東昌寺の福禄寿 光照寺の七福神石碑(寿老人)
ショートとロングコースの分岐点 桜山中央公園への長〜い階段
仙光院(長柄毘沙門天) 長運寺(布袋尊)
春の彩りの山々 葉山隧道を抜けると桜トンネル
玉蔵院の葉山恵比寿 ロングコースのゴール


写真撮影 : 田中


昨日の春の嵐は過ぎ去り、今朝は少し肌寒いが美しい青空。本日の例会は、「湘南の七福神めぐりシリーズ6回目」の「湘南の七福神」で、逗子・葉山の七寺を歩く。

亀岡八幡宮からスタートし、先ずは「延命寺の弁財天」へ。このお寺に弘法大師が立ち寄り延命地蔵菩薩を安置する厨子を設けたため、現在の地名「逗子」の発祥となったそうだ。本堂と弁天堂にお参りし、田越川沿いの満開の桜並木を進む。次の「宗泰寺の大黒天」は、お祈りする際に「オン マカキャラヤ ソワカ」と唱えるようにと木札に書いてあり、舌を噛みそうなこの真言で神様に想いが届くそうだ。

この辺一帯は「桜山」という地名で、桜が自生していた土地という説がある程に桜が多い。ソメイヨシノに囲まれている「第一運動公園」を見てから、神武寺トンネルを抜け、横須賀線の東逗子駅裏を通って光照寺へ。「光照寺の寿老人」は本堂に安置され、境内に七福神の石像と旗が掲げられていた。そして、線路を渡るとショートとロングコースの分岐点。断然ショートコースで帰るウォーカーの方が多い。

ロングコースは、ちらりと富士山の姿を見てから左折して、長い登り階段の前に出る。ショートコースを選んだ方達はこの階段をご存じだったのか?登っていると上から「がんばれ!」の声が掛かるが、声の主が見えないほど長い階段がずっと続いている。踊り場で休憩しながらようやく桜が咲く桜山中央公園に到着。やれやれと安心している間もなく急な下り階段が見えた。上がれば下がるのは当然で、今度は転落しないように注意しながら長い階段を降りる。階段の筋トレ後は、「仙光院の毘沙門」と「長運寺の布袋尊」で、残念ながら本堂が閉じられているので、お堂の前で手を合わせる。目の前の葉山の山々は山桜と新緑で春の彩りだ。葉山隧道を抜けると更に桜のトンネルが続き、葉山町役場周辺はピンクの桜と赤のつつじで艶やか。最後の「玉蔵院の恵比寿」は、お寺の方から「扉を開けて本堂に入って良いですよ。」と声を掛けて頂き拝顔。その後ロングコースのゴールへ着き、バスと徒歩組に分かれて逗子駅へ向かう。

長運寺へ行く途中でピカピカのランドセルを背負った女の子達に会ったので、「1年生ね。入学おめでとう!」と声を掛けたら、「どうもありがとうございます。」とペコリとお辞儀をするかわいい姿に思わず頬が緩んだ。今年は桜の開花が遅れたお蔭で、7年振りの桜満開の入学式。我々の七福神めぐりも、その恩恵にあずかり見事なお花見ウォークが楽しめた。
(田中 恭子)