今日の例会の見所は「遠藤笹窪谷公園」、「宇都母知神社」、「茅ヶ崎里山公園」で、どのコースもこの3か所を通る。何れも藤沢、茅ヶ崎郊外の田園・畑の広がる里山の中にある。
レポーター役の私は第一集合場所の円行公園で9時、ロングコース・ミドルコースの受付・出発模様を写真に収め、即バスで移動し第二集合場所の打越公園に飛んで時間差の9時半、ショートコースの受付・出発の様子を撮影し、出発するウォーカーと共に行動する。天気はどんより曇り空、今日の気温は25℃前後と凌ぎやすく歩くにはほど良い天候である。
打越公園を出て直ぐ慶応大学正門向かいの湘南慶育病院前で円行公園から出発してきたロング・ミドルコースと合流、既に先頭の数人は通過した模様である。最初の見所の「遠藤笹窪谷公園」では谷戸に自生する水生植物を主体とする青々と茂る多様な植物を左右に見ながら気持ち良く歩く、ガマの穂の群生が目に留まった。森を抜け民家の間や畑地を通って行くと、突然チェックポイント(CP)があった、戸惑いながら押印を受け、次の「宇都母知神社」に到着、延喜式内神社であるひっそりとした古社に参拝。この神社では秋の収穫祭が11月最終日曜日に執り行われ沢山の人で賑わう。
神社を後にすると緩やかな斜面に広がる田畑の中を下って行く、ここ内戻地区は、これぞ里山と思われるのどかな景観が広がる。小出川を渡ると三番目の見所「県立茅ヶ崎里山公園」である。先週19日に実施したウォークメイトでは小出川の彼岸花はほとんど咲いてなかったが、今日は沢山の真っ赤な花が咲き誇り、観賞を楽しんでいる一般の方も見られた。次の里山公園に入るとバーベキュー広場には若い家族ずれが大勢集まり宴たけなわで賑やかであった。公園入口から直ぐ一面に花を咲かせ始めたコスモス畑があり花を楽しみながら脇を進む。黄金色に稲穂が実る田んぼの畦道には真っ赤な彼岸花が咲き揃い稲穂の黄色と彼岸花の赤色のコントラストが素晴らしい。思わず立ち止まってしばし感傷に浸る。ウォーカーの皆さんも写真撮影に夢中である。谷の家から斜面を登った所にCPがありロングの分岐でもある、ミドル・ショートコースのゴールはこの先のパークセンター近くにあり11時頃到着した。ロングの寒川へ向かうウォーカーは少なく大半の方がここでゴールした。
私はロングコースのウォーカーを追いながら寒川駅前に向かう。里山公園の最高点から行谷(なめがや)を経て小出川に向かって下って行く、下りきった平地には畑と民家が点在する。農家の庭には柿の木が赤く実っている、秋はそこまでやってきている。この辺りまで来ると前後に見えるウォーカーの姿も殆どなくなった。
用水路脇の狭い道を車に気を付けながら先を急ぎ幹線道路に出ると小出川を渡り寒川の街並みに入って行く、結構長いこと歩いてやっと12時頃ゴールの寒川駅に到着した。この後もウォーカーが散発的にゴール、最後のグループのゴールは12:50頃であった。お疲れ様!
(阪本 茂義)
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