自由歩行 WAパスポ-トシリ-ズ第7弾
       街道シリーズ(#09)

    京鎌倉往還と江の島道
2024年
10月6日

天気:晴れ   参加者:319名                           担当:弥勒寺・田中
距離:
①鎌倉S-11km ②鎌倉L-15km ③江ノ島S-5km ④江ノ島L-9km
コース ①②鎌倉海浜公園→七里ガ浜→腰越→龍口寺→③④江ノ島SLコース合流
③④洲鼻公園→①②鎌倉SLコース合流
→①②・③④合流→馬喰橋→上山本橋→大源太公園→蓮池→本鵠沼駅(①鎌倉S
③江ノ島Sゴール)→長久保公園→堂面→源頼朝落馬地→辻堂駅西口(②鎌倉L
④江ノ島Lゴール)   


鎌倉海浜公園→龍口寺までの写真
鎌倉海浜公園に集合した参加者 受付開始
公園をスタート 左に相模湾(由比ケ浜の浜辺)
「稲村ケ崎磯づたいのみち」(標識版) 稲村ガ崎近くを行く ➀
稲村ガ崎近くを行く ② 波消しロック脇を行く
山肌の間を行く 路傍の花
信号「行合橋」を行く 左に江の島(遠景)
江ノ電「鎌倉高校前駅」  江ノ電車両 
江ノ電「腰越駅」踏切  江ノ電線路沿いを行く ➀ 
江ノ電線路沿いを行く ②  「龍口寺」の交差点 
「龍口寺」

ここまでの写真撮影 露木


江の島→辻堂駅西口までの写真
洲鼻公園 受付前 洲鼻通り
江ノ電・江ノ島駅 常立寺前
江の島道から境川沿いへ [街道シリーズ]スタンプ押印
江ノ電の踏切を渡る 本鵠沼駅 鎌倉・江ノ島Sコースゴール
本鵠沼の街中を往く 引地川 緑橋

堂面からの鎌倉道(太平台地区)
長久保公園 デミター像
昔からの四つ角 諏訪神社と宝泉寺
豊かな村風景 競技用ハト小屋(昭和の頃はよく見られた)
鎌倉道案内板 ギンナンの香り

辻堂駅 鎌倉・江ノ島Lコースゴール

江の島→辻堂駅西口までの写真撮影 川澄・中村弘道(会員)


               鎌倉海浜公園→龍口寺まで

 本日の例会はKWAパスポートシリーズの街道シリーズ「京鎌倉往還と江の島道」で出発会場は二ヶ所に分かれていた。その一つは鎌倉駅から20分ほどの「鎌倉海浜公園」であり、もう一つは片瀬江ノ島駅から5分の「洲鼻公園」である。そのためレポーターは二人用意された。鎌倉スタートは露木が担当で、江ノ島スタートは川澄が担当となった。

 先ず鎌倉海浜公園スタートからレポートを始めることとしよう。朝から快晴ではないが雨の
心配もない会場には大勢の参加者が集まり受付を待っていた。KWAの受付はKWAのスタッフ4名が対応し、それ以外はFWAのスタッフ対応で行った。

 公園を出て国道134号線を右折し、江ノ島方面に海沿いを進む。目の前には相模湾が拡がり、由比ケ浜の海水浴場は人影は少なかったが静かな浜辺が続いて気持ちが良かった。由比ガ浜は西側の長谷地区側から海岸に沿って形成された海浜砂丘帯であり、古くは砂丘の上は人類の生活の場として利用されており、中世には幾多の戦場の場としても歴史に残る場所でもあった。そんなことを想いながら海沿いの134号線を進み、信号「坂ノ下」を過ぎて緩やかに左にまがる道を暫く進み、稲村ガ崎の山を切り開いて両脇に地肌が見える道路を通過した。そして次の信号「稲村ケ崎駅入口」を過ぎると今度は左手には七里ケ浜が拡がり、右手には七里ガ浜高校があった。その先の信号「行合橋」を過ぎ、暫らく左手の七里ケ浜を眺めながら進むとその先に信号「鎌倉高校駅前」があり、すぐ先の右手の「鎌倉高校前駅とホーム」、そして丁度入ってきた「江ノ電の華やかな車両」をパチリと写真に収めた。

 少し進んだ先の信号「小動(こゆるぎ)」で国道134号線と別れて右折、江ノ電「腰越駅」の踏切を渡り、左の江ノ電の線路沿いを直進、信号「神戸橋」を過ぎてさらに進むと龍口寺」の交差点に到着。左に江ノ島電鉄線の「江ノ島駅」、右手に湘南モノレール江の島線の「湘南江の島駅」があり、ここで露木のレポートは終了し、この先は川澄レポーターにバトンタッチとしたい。ありがとうございました。
(露木 照久)

               江の島→辻堂駅西口まで

 
江ノ島S・Lコースは境川沿いの「洲鼻公園」が集合場所である。受付は鎌倉コースと同じ9:00~9:30である。100人ほどのウォーカーが参加してくれて受付後随時スタートした。
 
 10月初旬にしては涼しい日曜日の朝である。観光客を迎えるにはまだ早いのか、洲鼻通りは静かである。江ノ電・江ノ島駅の先が鎌倉S・Lコースとの合流点。江の島道に入り、常立寺の門前を進む。行きかう車も少なくありがたい。江の島道には常立寺など日蓮宗・龍口寺の輪番寺がいくつかあるが観光客は見られなかった。江の島道を1㎞あまり進み境川沿いに出て、上山本橋を渡る。大源太公園の手前で「KWA・街道シリーズ」のスタンプを受ける。そして鵠沼桜が岡の住宅地を北へ進み江ノ電の踏切を渡るとハス池、さらに進むと小田急・本鵠沼駅に出る。ここが鎌倉・江ノ島Sコースのゴール(11㎞・5㎞)である。

 本鵠沼の街中を抜けると引地川に突き当たる。つり橋の緑橋を渡り長久保公園へ。このあたりはおなじみ中村弘道画伯から写真を提供してもらった。長久保公園で女性が見上げている作品は「デミター」(ギリシャ神話で豊かな実りをもたらす女神)と名付けられ1990年竣工。作家はアメリカ人サール・シュワルツ(夫人は彫刻家 熊坂兌子さん=藤沢市民会館広場「平和の母子像」などの彫刻家)である。このことはウォークメイト パブリックアート散歩で勉強した。長久保公園でひと休み・トイレ休憩をして出発した。

 箱根駅伝コースの湘南新道に出る。道路の反対側のふじさわ SSTは街ひらきして10年ほど経つ。たまたまご一緒になった女性ウォーカーに、ここはもとパナソニックの工場だったよ、正門に大きな桜の樹があったと話すと、そこで働いていました、という返事が返ってきた。東町交差点あたりで鎌倉Lコースの健脚の男性に追いつかれた。堂面の信号で横断して西に進む。この道が鎌倉道で、信号からは南にのびて引地川にでる。この道は細くて車が多いので湘南新道を歩いた。

 堂面信号から300mほど進むと小さな四つ角がある。左に折れると諏訪神社、宝泉寺がならんでいる。いずれも12世紀後半の建立で、このあたりが辻堂のもとかといわれているところである。だから古老らはこの四つ角をいつも大事に話してくれる。この四つ角を過ぎると大きな邸宅が5軒並んでいる。手前から石井茂兵衛さん、山田栄さん、桜井さんらの旧家である。辻堂には鎌倉以来の17家、といわれるほど旧家が多く、それぞれに本家分家があるから結構な邸宅が数多い。土地がやせて貧しくとも、平和で穏やかな村社会が数世紀に渡って維持されてきたのではないかと想像している。このあたりの豊かな村風景がいつまでも残っていてほしいと辻堂住民として思っている。
 
 山田栄さんのお宅の板塀に小さな木札が貼られている。「京鎌倉往還 15」とあり、このあたりの「鎌倉街道 案内板」である。辻堂郷土史研究会の名がある。これはコース地図にも記載されているがこの日の例会は、順番を逆方向から廻っている。案内板12近くに八幡神社という小さな社がある。辻堂諏訪神社末社の一つらしいが樹齢200年以上というタブの巨樹が暗闇をつくっていて、トトロの森にいる気分になる。タブの手前に大銀杏があって、あたりいっぱい、ジュータンのようにギンナンを落としていた。辻堂地区を西に向かって進み、辻堂図書館の横を通過して辻堂駅西口に11:30ゴールした。(鎌倉L・江の島Lコース 15km 9km ゴール)
(川澄 武雄)