今日は涼しく感じ、薄曇りの空でやっと秋深きとなった感じである。集合場所の円行公園はケヤキの落ち葉が広がり積もり積もっている。受付を済ませ、シールをパスポートに貼り、地図をもらい今日の行程を頭にいれ、仲間と出発していった。
引地川、川沿いの桜並木の遊歩道を行き、仲間と談笑しながらゆっくりと歩を進めていく。道路横断にスタッフが誘導していた。川の縁にはススキが銀色に輝いている。曇り空であったがかなり明るくなり、時折日が射してきた。しばらくして、柿が鈴なりに成っているのを見つけ、近づいてみるとレモンも実りこんな取り合わせはちょっと無いのでカメラを向けた。
しばらくは引地川沿いを進み、歩きやすく、気持ちのよい季候で、軽い気持ちになる。この川に架かっている横須賀水管橋には2本の管があった。後ほど調べたところ、半原系と有馬系の水管であるとゆう。その先の岡田橋を渡り左岸を歩くと、次の石川岡田橋の欄干にカタツムリのデザインに目を引いた。
まだイチョウの木は緑色の自性院に着き、ここからは引地川と別れ、昔ながらの稲架掛けのある田園風景、横切る横浜水道引地川水路橋が目立つ。行程は左に曲がり緩い坂を上り善行団地へと向う。ウォーカーのリュックが連なって先を行く姿が見える。団地内のメイン道路にはやっと色づいたか木々が連なっていた。善行団地マーケット前で小休止し、先を行く。
突如、住宅が途切れ、生垣の前で立ち止まっている人達、「ワー綺麗!」女性の声が飛んだ。そこには畑一面にざる菊が咲いていた。生垣越しに見渡し、黄色のざる菊が列になり、赤いざる菊も列になり、まだつぼみのざる菊が列になり、畑の淵にコスモスが咲き風になびき、畑一面が絵のようだ。近くの人達がざる菊を背に写真を撮ってくれとスマホをかざす。次から次へとウォーカーが到着し、観賞して立ち去ってゆく。私も立ち止まり、あまり広くはない畑ではあるが首を左右に振って見ていた。近づいて見ることはできないが一望に見渡せる。黄色いざる菊が強烈に輝いていた。
観賞畑をあとにし、善行駅はもうすぐだ。坂の多い町善行と聞くが、長い下り坂をおり、再び坂を登り切ったところがゴールの善行駅であった。約8kmの行程であったが気持ち良く過ごせたウォーキングであった。おつかれさまでした。
(藤井 誠)
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