昨日は快晴で春の様に温かく、今日も晴れて昨日にも増して暖かくなるようだ。恒例のイベントウォーク「ぐる〜と湘南のみち」は、早くからのチラシ配布・webやHP掲載のPRが効いたのか、会場準備中から多くの参加者が集まって来た、特に一般の方の数がいつもの例会に比べてダントツに多く長い列になっていた。
今年のコースは、鎌倉観光地を回って海に出る共通コースを取り入れ湘南海岸の歩く距離を長くした。また、歩き易い短距離コースを増やして5コースの用意がされた。参加者はこの中から希望するコースを選び地図上に記載されたコースと信号名や目標物を参照しながらウォーキングを楽しむこととなる。
特に今回はWFP(国連世界食糧計画)の食糧人道支援に賛同し、会場での募金、WFPロゴ入りカップの販売、参加費の一部を寄付する、途上国の子供たちを救う学校給食支援を応援する大会である。
レポーター役の私の予定は比較的参加者が多い20kmコースを狙って自転車で取材と決め、昨日の内にmyチャリを集合場所近くにスタンバイしておいた。
長距離(38km・20km)コースの受付開始は7:45、受付に並ぶ参加者は馴染みの顔ぶれのFWA会員、KWA会員の列の他に一般参加者の列には沢山のウォーカーが並んでいる、若い人が多く頼もしい限りである(後の集計では、一般:213名でHP・友人・会報による参加が多かったようだ)。
受付開始と同時にウォーカーが一気にコースへ出ていく。私も8時過ぎ奥田公園東口から自転車で後を追った、境川を渡り一路東方向の鎌倉を目指す。交通量の多い車道を川名、手広の交差点を過ぎて湘南モノレールの下を通過すると梶原口、常盤口、八雲神社と鎌倉を色濃くイメージする地名が次々に現れる。大仏隧道を通って鎌倉大仏の高徳院前に到着、大仏見物に立ち寄るウォーカーもいた。出発してここまで約5kmである、藤沢から近いなーと改めて感慨に浸る。長谷観音前を通過して江ノ電長谷駅の踏切を渡ってそのまま南に進むと鎌倉の由比ヶ浜海岸に出る。眩しい光が反射する相模湾が目の前に飛び込んできた。ここからはいよいよ海岸線を西に向かって江の島・辻堂・茅ヶ崎を目指す。広大な太平洋に出てウォーカーの足取りもエンジンがかかったようで軽やかだ。
春らしい陽光と暖かさで気温は20℃を越えたか? 海稲村ケ崎を越えると富士山が正面に見えるはずであるが、今日は春らしい陽気のせいで空は霞み、富士山の姿は拝めなかった。やがて海岸線を走る江ノ電車両と並行しながら七里ヶ浜に到着。ここでCPのチェックを受ける。最短距離9kmのコースはここでウォーク終了、地図に江ノ電シールを貼って貰い江ノ電に乗りゴールの奥田公園に戻ることとなる。
先へ進み江の島入り口に着くと観光客が多く交錯する。ここで終わり電車に乗る12kmコース、境川を遡って奥田公園へ向かう16kmコースと別れ先に進む。新江ノ島水族館・サーフビレッジなど魅力いっぱいの片瀬海岸・鵠沼海岸遊歩道を進む、観光客も多く海岸線にはサーファーの群れが黒くなって見える、その多さにビックリ、ビーチバレーも盛んだ。引地川の河口の鵠沼橋を渡るとすぐ左に昨年新装オープンしたばかりのスケートボード・BMX(自転車)を楽しめるHUG-ライドパークがあり、沢山のボーダーで賑わっていた。
この辺りから遊歩道を走るマラソンランナーとすれ違う。聞くと湘南マラソン月例会とのこと、次から次へとランナーが走って来るので、道を譲りながら自転車を引いて歩いた。相変わらず海ではサーファーが波と戯れている。辻堂海浜公園入口では20kmコースの分岐(CP)となっており、スタッフの説明を聞きながら38kmコースにするか迷っているウォーカーもいた。38kmコースに進んだウォーカーが多かったよと聞いて、私も38kmコースに進むことにした。ここまで約15km。
相模湾の海岸線ははるか先まで続く、長距離コースのウォーカーは通常例会に比べて若い、グループや仲間での参加が多く快調な足取りでとても速い。風で吹き上げられた砂で歩き難い所もあったが、賑やかなヘッドランドを過ぎると茅ヶ崎のサザンビーチに到着した、スタートから約20kmである。海に向かって建つ「サザンC」のオブジェ越しに記念写真を撮っている家族を横に見て、すぐ先は38kmのCPだ。スタッフとウォーカーの会話が弾む場面もあり和やかだ。
チェックを受けてコースは海から離れ茅ヶ崎の中心街に入って行く。駅を越え中央公園前を北上、新湘南バイパスを潜りJR相模線香川駅から駒寄川のせせらぎ公園のCPに到着した、ここまで約25km。川沿いの奇麗に整備された公園では、ベンチに腰掛け軽く飲食を摂るウォーカーもあり休憩に敵地である。ここからは東に方向を変え駒寄川の遊歩道を進む、やがて大岡越前守の菩提寺の浄見寺、民俗資料館の旧和田家住宅があり前を通過する、写真を撮るウォーカーもいた、田園の広がるのどかな里山を進んでいると今年初めてのモンキチョウに出会った、蝶に見とれながら市民の森に至る。
ここからは暫く上り坂が続く、さすが皆さん健脚だ、スピードは落ちない。途中の民家の庭には紅白の梅が満開に咲き誇り思わず写真を撮った、見事であった。この先ライフタウンに入る。ライフタウンのシンボル「けやき通り」を進む。タウンを斜めに縦断するように舟地蔵公園に至る。
この先、引地川沿いを下って行くと東海道線にぶつかる。線路に沿って東方の藤沢駅に向かう、駅北口から地下道を潜って南口に出るとゴールは近い。奥田公園に着いたのは15:30ごろであった。このあと続々と38kmコースのウォーカーがゴールしてきた。長かったねー、お疲れ様!
ゴールの受付を受け、抽選券の当選番号を確認してTシャツ、スポーツタオルなどに当選し喜ぶウォーカーの姿が見られた。
(阪本 茂義)
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