随筆


私の自由歩行


為田 政昭

 団体歩行も良いけれど、たまには自分のスタイルで歩きたいとイヤーラウンドに挑戦し始めて自由歩行に嵌りかけている最近です。
 KWAの例会でどうしても競争意識が働き、人より早く歩きたいと無理することが多かったのは団塊世代の名残でしょう。去年より一つ年齢を重ねたのだから無理せず歩こうと思うが、頑張ってしまう自分を褒めたい気持ちと、これではどこか体を痛めてしまうと押さえにかかる気持ちが葛藤していたのが、これまでの私の歩行スタイルでした。歩行2年生も後半になって少し考えを変え、イヤーラウンドで距離に併せて目標時間を決めることにしました。例えば「18㌔のコースを1時間歩く毎に5分の休憩を入れ3.5時間で歩く」や「12㌔なら2時間休み無し」とかです。このお陰で自分の歩くペースを体が覚えてくれるようになりました。
 例会での自由歩行ではこの方式にプラスして地図を見て市街地が多いコースか丘陵地があるコースか平坦なコースか、又当日の天候・参加人員を考え目標時間を設定しています。特に大事にしていることは歩き出してから自分のペースがいつもと違って遅いと感じた時、ペースを上げず目標時間を30分増やし、早めの休憩を取り様子をみることにしています。それでもペースが戻らなければ、ロングからショートに距離変更と思いノンビリと歩くこ
とに決めています。
 「ウオーキングの経験が増えることは年齢もそれだけ増えていくということ」をしっかり胸に刻み、自由歩行も団体歩行も安全に楽しく歩いていきます。