随筆

続けて良かったウォーキング


平野 武宏

 健診で医師から運動するように言われ、17年前に市広報紙で見た藤沢市歩け歩け協会(FWA前身団体)の例会「藤沢七福神めぐり」の参加がウォーキングとの出会いでした。FWAが結成され、多くの歩く仲間が出来、現在に至っています。
 今やウォーキングは健康づくりの代名詞となり、認知症(平成22年の調査では65歳以上の7人に1人、軽度を含めると4人に1人)の予防にも医師がウォーキングを推奨しています。ボケが始まり、4人に1人の部類入りの私もウォーキングを続けていたからこそ、この程度で済んでいるのだと思っています。
 人は年をとるのを止めることは出来ませんが、健康寿命を延ばし、寝たきりや介護の世話になる時期を遅らすことは出来ます。歩くことで第二の心臓と言われる足が鍛えられるからです。しかし、過信は禁物です。今年はそれを思い知る出来事がありました。長いウォーキング人生でけがや足の故障はしたことがないと自負していましたが、例会で不覚にも山道の下り坂カーブで脇の溝にはまってしまいました(落ちたとも言う人もいましたが・・)。両足が溝の泥に縦に入る見事なはまり方、泥で汚れた以外、事なきを得ました。思い込み・注意力不足が原因です。道はいつも真っ直ぐではないと改めて認識。ウォーキングは学ぶことも多い運動です。