随筆
木村 昭夫 |
「あれから40年・・」とは、某XXマロさんの楽しいおしゃべりに必ず登場して笑いを誘う言葉ですが、40年以上も時間が経つとあらゆるものが変わってしまうものです。(おっとと!わがウオーキング協会で歩く女性はいつまでも若くて例外です。) 私は45年前に、某コンピューターメーカーに入社したのですが、初めて入った電算室にあった(今の自販機の大きさの何倍もあるような)最新鋭のコンピューターに大きな驚きを感じたものです。そんな私に上司が「この部屋にあるコンピューターは君が退職する頃には、机の上に置けるサイズ、あるいは、手のひらに乗るようなものになるかもしれない」と言われてにわかに信じられなかった。その頃いただいた給料は、勿論現金で封筒入り。入社一年目の給料は超インフレの時代で、たった一年で凄い昇給。このまま行ったら、封筒に入らなくなるのではと心配をしたものです。あの頃、長期のローンを組んで手に入れた自家用車。駅前のデパートやタバコ屋に行くのも、わざわざ車で行ったりして・・。 ** あれから40年! 給料は銀行振込になり、昇給もちょぼちょぼ。結婚後は定額の小遣いを薄い封筒でもらっているうち、気がついたら年金暮らし・・。今は、車を使わずに歩くのみ。手のひらサイズのコンピューター(スマホ)をポケットに入れて、家族による居所確認・追跡調査が可だって! でも、歩きながらのスマホの使用は禁止だよね!! |