随筆

健康は財産だと思う


松下 什一

 長い間大工の仕事をして来た。リタイアしたらジョギングとウオーキングをやろうと楽しみにしていた。ところが65歳の7月に仕事先で大怪我をした。それも仲間の前での出来事でしかも2階の屋根から落ちた。高さ7m位あった。幸いにも病院が近くにあったので早い処置をしてくれたのが良かった。それでも肋骨が2本肺に刺さっていたのでそれを取る手術をした。だがそれだけでは無く足の指も脱白してしまい、自分では障害が残るのではないか?と思った。しかし4日目には少し歩くことが出来て医者もビックリしていた。そして24日目には退院出来た。その後、半年位は体を動かしながら少しずつ歩いた。
 
 その頃新聞にFWAのウオークが載っていた。それは善行の体育センター集合で、コースは大船迄だった。それが初めての例会参加だった。怪我はしたものの少しは仕事が出来たので会には入らなかった。何回か参加するうちに5ケ月が過ぎ、2005年9月に入会した。

 それで手始めに我が家の近くの国道467号線を藤沢に向かって歩いてみた。藤沢橋を通って龍口寺を抜けて小動から海岸に出た。それから稲村ヶ崎、由比ヶ浜と歩いて滑川から若宮通りに入った。そして鶴岡八幡様を見て北鎌倉から大船、小雀浄水場を通って国道1号線に出た。そこから境川を歩いて湘南台公園を抜けて、もとの国道467号線に戻って家に辿り着いた。40kmはあったと思う。このコースは今でも毎年1回歩いている。


 今でも楽しく歩くことが出来るのは、多くの皆さまにお世話になり、また友達も出来て色々と勉強をさせて頂いているお陰だと思っています。それとFWAのスタッフ、役員さんにも時にはご迷惑をかけながらも大変お世話になり感謝しております。今後とも宜しくお願い致します。