随筆

外に出て人と触れ合おう!


小島 則之

 2016年は比較的暖かかった正月から大寒の頃より冬らしい寒さになりました。立春そして3月の雛祭りへと寒い中でも季節は確実に春に向かっていて周りの草木も芽吹きの準備に忙しいようです。寒い時、暖かい時それなりの気候に恵まれた我が国は、古来より日本人の情感を豊かに育み私達の日常もまた自然の四季の存在、しいては移り変わりに基づいた社会生活、経済活動等に育まれてきた訳です。

 さて日常の中でふと気がつくとそこには外に出て多くの人と交流をもって、社会の一員としての社会生活を過ごしたいと思う自分がいて 一昨年の冬は奈良の寺社巡り、昨年の初夏には白馬『塩の道』歩き等、友人、家族らとの勝手気ままな旅、またその間にもいろいろ外に出掛けてみて改めて人と触れ合うことの大切さを見つけたような気がしています。一人旅もよし、仲間とのグル-プ旅もよしと、どんな形であれ一時日常から離れて深呼吸の旅もよいのではないかと考えます。外への旅を思い立った動機、その時の心情、その時の風景、光景、その旅で触れ合った人達等の思いは帰ってみてその都度思い返すとその社会の中に自分がいてやはり人間一人では日々の暮らしが成り立たず、おぼつかないということを改めて思い知らされます。その中での周囲の方々との協調性、他人への思いやり等も育まれていくのではないかと考えます。

 私事では昨年秋に入会させて頂いた『湘南ふじさわウオ-キング協会』での道歩きも大人数の中での自分の立ち位置等の再確認もまさにこのような一面を合わせ持っているのではないかと考えます。私も含めた皆様も自分から時間を作って目を外に向け、積極的に外へ出て社会と触れ合うことで自戒を込めて自分の意識を高めてみては如何でしょうか。出掛けましょう。勇気をもって!