随筆


ウオーキング雑感

川合 久嗣

 2003年にYWAへ入会したが、入会以降の9年間は思い出した頃に月一で歩く程度の休眠会員だった。10年目の2012年10月、ある協会の例会で昼食時に偶然隣り合わせ、梨を頂戴したTさんとの出逢いを契機にウォーキングにのめり込んで行った。当初はTさんの後を追うように歩いたが なかなかついていけず、歯がゆさと悔しさを味わいながら歩いていた。生来の負けず嫌いに火をつけてくれたTさんへの感謝の気持ちはいまも忘れないでいる。

 これからもウォーカーとの出逢いと、その人達との絆を大切にしたいと願っている。時に花紀行となり他愛ないおしゃべりを楽しみ、また時には前後を歩くウォーカー同士の会話に同世代の人たちの生き様を垣間見るのも楽しい。脳トレとして受付時に配布される地図に、その日ひと言でも言葉を交わした人の名前を書き留めているが、平均して50~60人を超えるお名前が記される。約300名の方のお名前は記憶している・・。

 珍しい体験としては境川を江の島に向かっていたYRの最中にトンビに油揚げならぬ帽子をとられたが、幸いにも川の中でなく50m程先の道路に落としてくれたトンビの思いやりに感謝したこともある。

 2015年11月にFWAに入会しYWAとの二重国籍を持ちながら歩く毎日。2013年以降続けている年間200日以上の例会参加が果たしてあと何年続けられるだろうか?毎日入浴時には酷使している足へマッサージをしているがこれを自分でやれなくなった時がウォーキングを止める時だと覚悟している。