ふじさわ宿交流館開館一年を迎えて
  
 山口 実 
 
 ふじさわ宿交流館は、平成28年4月29日に開館し、おかげさまで開館から1年を迎えることができました。開館以来、大変多くの方々にご来館をいただき誠にありがとうございました。

 藤沢宿は、江戸時代には旧東海道の6番目の宿場町として、大山詣や江の島詣をする人々の交通の要衝としてにぎわいました。ふじさわ宿交流館は、藤沢の歴史や文化に触れ、人々が交流できる場として開館をいたしました。

 これまで交流館には、近隣を問わずまち歩きの方々や旧東海道の「宿場から宿場」を辿る旅人の休憩場所として多くのお客様を迎え、その苦労話や人との出会い・出来事など旅の情報の交換の場として、ウォーキングを楽しむ方々のにぎわいが生まれていると感じております。

 また、藤沢宿の新たなにぎわい創出のために、歴史講座、寄席、コンサート、映画会、昔遊び、工作教室等のイベントを開催し、大変好評をいただき多くの方々にご来館をいただいております。当時の「にぎわい」とは、違いはあるものの、藤沢の歴史・文化に触れ、多様な交流ができる場の提案をしてまいります。

 今後も、気楽にご利用いただける施設を目指し、多くの方々のご来館を心よりお待ちしております。


(山口さんは藤沢市ふじさわ宿交流館 館長)