随筆

イヤーラウンドウォークとの出会い


千原 和雄
 リタイアして今日からは第二の人生だ。前から考えていた古道歩きを始める前に、伊能忠敬の佐原へ挨拶に行った。また旅行社や歩けの記事などを集めて、青春18キップを使い五街道や脇街道をてくてくと歩き始めた。ところがウォーキング協会の例会に参加するとリュックに4万キロのワッペンを下げている人を多く見かけ、歩く人のステイタスなのかと思い、私も最低限の目標の五街道を完歩したので、一旦 第二の人生を中断し新たな目標として4万キロの第三の人生をスタートすることに変更した。

 それでそれまでに集めたIVV がどうなっているか調べたところ、このままのペースだと4万キロ達成には14.3年かかり、どうしたものかと悩んでいた日々が続いた。平成29年始めの馬場会長の話に「IVVで4万キロに達するが、その内1万キロはFWAのYRを歩いたもの」というのがあった。その後、女性の2人づれが太古の湯のイヤーラウンドWに行ったと聞いたが、この時も実行できず,3回目に4万キロを目指すためにはイヤーラウンドWをしないと無理ですとの話を聞き、やっとイヤーラウンドWを始めることにした。

 平成29年4月から始め、6月に神奈川県の全て、16ステーション44コース627キロを完歩した。IVVの推移をみるため、横軸の目盛りを逆に85歳まで取り、縦軸のIVVの累計距離を一旦、75歳のところに取るグラフを作成し、「時間の危機感を感じる」グラフが完成し、日々の励みにしている。3か月間の記録を見てみると500キロ/月を継続して越えており、約6年で4万キロを達成できそうだ。加えてお腹の贅肉も取れ、体重も減り軽やかになったことに気づいた。

 最後に継続して歩ける為に必要なこと(①本人の健康、気力 ②嫁さんと周囲の人の健康 ③交通機関 ④天候)に感謝しながら、早く、第二の人生(古道歩き)に戻れるようガンバッテ行こうと思っています。