県外会員便り

「寅さん歩」の裏話

平野  武宏
 「寅さん歩」はFWAのホームページ「ひろば」に掲載中のレポートです。2012年8月に生まれ育った藤沢から東京都豊島区へ転居し、会報「湘南ウォーカー」の県外会員便りとして送ったレポートが2012年12月から「ひろば」の特設コーナーで連載となりました。

 映画「男はつらいよ」の車寅次郎のように全国のウォーキング大会を歩き、妻の友人から「平野寅次郎」と命名され、以前からペンネームに使っていました。当時TVで「ちい散歩」がありましたが、地井武男さんが亡くなり2012年5月に終了。この後を継ごうと、寅さん+さん歩をかけて「寅さん歩」と命名しました。こちらはTV放映はなく、FWAホームページの独占連載です。(参考までにTV放映は加山雄三の「若大将のゆうゆう散歩」から、現在は高田純次の「じゅん散歩」となっています)

 連載第1回は地元を知ろうと「豊島区の区境を歩く」、6区に境を接し39キロありました。第2回は東京に唯一残された「都電荒川線沿線」、三ノ輪橋停車場(荒川区)〜早稲田停車場(新宿区)約12キロ、寅次郎の住む大塚は目の前を走ります。初詣に明治天皇が東京を鎮護するために定めた「東京十社」を東京都WAの例会で歩き、江戸の主な街道の出入り口に鎮座する「江戸六地蔵」と将軍家光が江戸城の鎮護に置いた「江戸五色不動」は探しました。

 その頃散歩で「発祥之地」の案内板を見つけ、産業・商業、スポーツ、グルメ、学問・
文化編に分け、「東京発祥之地」を巡りました。2015年秋からは江戸時代からの富士山 信仰で行けない人のための「東京の富士塚」都内73ヶ所を地図片手に歩きました。また「健康ご利益めぐり」では23区の神様・仏様214を訪ね、江戸の人々がどんな病に祈願していたかを分析しました。「江戸・東京の祭」は山王祭、三社祭を見て、東京の祭を見つけ歩きました。「江戸・東京(23区)の百名山」は山の日祝日実施に誘発されて、本を頼りに登りました。
千駄ヶ谷富士塚
 

 最近は、1年間をかけて「東京の学食めぐり」57大学の69キャンパスを食べ歩き、建学の精神も学びました。是非、ホームページでご覧ください。
慶応義塾大 学食
 

 周りには多くの情報があります、好奇心・関心を持って情報を調べ、自分の足で見に行くことが散歩の基本です。いずれは諸事情で例会に参加出来なくなります。「マイ散歩」のコースを作り、楽しんでください。
        
平野寅次郎 拝