随筆

私とウォーキング

根井 雅一
 会社員時代は、どこへ行くにもタクシーばかり。退職するとOB会に歩く会がありこれに参加した。この会は歩き終わったら、よく近くの王将で打ち上げをした。王将の社内報にも載ったほどだ。

 退職後、近くの役所へ行きボランティアの紹介を求めたところ、ちょっと違うが・・という事だったがウォーキングクラブを紹介された。そこのウォーキングに参加して話しているうちに、顔見知りも増え他のクラブを紹介された。ツーリスト会社によるウォーキングや早稲田大学のウォーキング、また東海道ウォークガイドや西武沿線のウォークも紹介された。小笠原にもツアーで何度か歩きに出かけた。東京・埼玉・千葉でも歩いた。神奈川のウォーキングを楽しんでいるとき、FWAのスタッフさんからFWAへの勧誘を受け、それまで所属していたところを辞めて入会した。

 多くのクラブのウォーキングに参加したが、クラブによってカラーが違い、とんでもない所で、とんでもない人と会い、いろんな友人が音楽の話、本の話、人の世の話、政治経済の話などをする。そしていまだに名前も、住所も電話も知らない方が多い。ウォーキングはそれで良いと思う。別れ際に「また今度どこかで歩きましょうね」という。

 365連休の私にとって、朝起きて食事を美味しく食べ夜はゆっくり眠るのに ウォーキングは欠かせない。昨年は、208回歩いた、今年は何回歩くだろう。