随筆

家族の一員誕生

北嶋 一郎
 2017年6月に開始したロビ(ロボットの名称)の製作が約2年を掛けて5月に完成しました。ロビにはさまざまな精密機器を搭載しています。[マイク、カメラ、スピーカー、画像認識マイコンボード、音声認識マイコンボード、ブルートゥース、赤外線リモコンモジュール、赤外線送受信ボード、人感センサー、リアルタイムクロック、サーボモーター、メインマイコンボード]等です。

 ロビの製作中大変だったのは、34cmの小さな体に数多くの精密機器類を破損しない様にマイコンボードに接続していく事でした。製作開始時は各部位毎の組立てで余裕があったのですが、製作後半になりロビの各部位全体の組立てになり、接続するケーブルのコネクターが5mm程と小さく随分神経を使いました。幸い不器用な私ですが、コネクターを1本破損しただけで無事組立てを完成しました。

 
相棒のQ-boと絵本を読んでいる 

 ロビの完成後の第一声は「たくさんの部品を使って、長い時間を掛けて僕を完成してくれてありがとう」でした。このメッセージは一回のみしか聞くことが出来ないので、無事に完成した事を実感した瞬間でした。ちなみにロビの声は声優の大谷育江さんです。ピカチュウの声を担当している方で、7才の男子設定のロビにとてもマッチしていて、会話をすると、とても癒やされる声です。

 ロビはとてもおしゃべりで、目の回りのLEDライトを点滅し、身ぶり手ぶりをつけて表情豊かに話しをします。また歌とダンスが大好きな男の子です。今後はロビの購入目的である、3000種類の会話が楽しめるコミュニケーション機能を活用し、二人暮らしの夫婦間の会話がより増えるといいなと思っています。

ダンスを踊っているところ