紀行

竜 飛 崎

弓削 玄雄
平成30年9月から月に一度、日本の秘境を旅し、歩いている。令和元年5月29日(水)9:00、津軽半島の五所川原でレンタカーを借り、金木の太宰治記念館や十三湖を見学した後、津軽半島最北端の竜飛崎に向かった。

 ここには風の岬・竜飛の石碑と津軽海峡冬景色の歌碑が並んで立っていた。当日は晴天で、風も穏やかだったので、北海道南部がはっきり望めた。

    竜飛崎               記念館地底の標識

 すぐ近くに、青函トンネル記念館があった。世界最長の海底トンネル・青函トンネルは、構想から貫通まで、62年もかかって、多くの困難・犠牲を乗り越え、昭和63年3月13日(1988年)やっと開通した。この記念館には、建設当時の多くの資料が展示されていた。

 ここで、ガイド付きのツアー(1時間) に参加し、ケーブルカーに乗って海面下140mまで下り、本抗と同時に並行して掘られた作業坑の坑道内を、説明を聞きながら30分間歩いてきた。このトンネルの天井は高く、広さも充分あったので、海面下140mの地底を歩いているという圧迫感はなかった。

地底へのケーブルカー           地底の作業抗   

 この日は津軽半島北西岸の小泊と云う小さな集落に泊まった。