随筆

歩くということ

関水 俊明
 この文章を読まれる方々には当たり前のことかもしれませんが、最近身近で感じた事を少々お話したいと思います。

私の家には、16歳(人間だと107歳)になるラブラドールレトリバー(名前はアウラ)がいます。数ヶ月前に後ろ足が弱り、その後前足も弱ってソファーにほぼ寝たきりになってしまいました。そこで、16歳の誕生日に車椅子をプレゼントいたしました。車椅子にアウラを乗せてさあ歩きなさいと言ってみてもいっこうに歩こうとしません、獣医師の先生に相談しましたら、歩き方を忘れてしまい筋肉が弱っているようなので歩かなくても車椅子に乗せて少しでも4本の足を動かすようにとアドバイスをいただきました。

1週間を過ぎた頃突然車椅子の補助のおかげで歩き始め食事も沢山食べるようになりました。この時の喜びは私の家族、もちろんアウラ本人も大変なものでした。その後、車椅子をはずしても少しヨタヨタと歩いたりしています。動物と人間も同じように、歩く事をしなくなるとすぐに筋肉、食欲等が落ちてきてしまいます。

 
皆さんのように毎日歩く事を楽しんでいるのを拝見しますと、歩ける事、歩き続ける事、たくさん食べて、たくさん笑う事、そして歩く事によって健康を維持し続ける事の大切さを実感いたします。

なんか変な話でごめんなさい。皆様がいつまでも楽しく歩き続けるのをお手伝いできる事が、私の希望であり喜びです。