海外紀行


マレーシアに恋して

山根 和彦
2年前から時々マレーシアのジャランで自由気ままな街歩きウオークを楽しんでいます。
 旅の思い出もさまざま・・・
・・・アーモンドが咲きほこるシチリア・・ケアンズではワニとカンガルーの肉を味わい・・ティファナではテキーラを飲み・・後ろ姿の方がエロスなルーブルのミロのビーナス・・シンガポール マリーナベイサンズのカジノにビックリ・・涙が凍る冬のNY 5番街・・太平洋戦争激戦地チューク・・返還前年に行っててよかった香港・・フラメンコのアンダルシア・・ハングル飛び交うソウル明洞・・城塞都市地中海イビサ・・ヴェネツィアではゴンドラに揺られ・・ボルネオではオランウータンと親しむ・・娘の留学先家庭に押しかけたミネアポリス・・すべてノープロブレムの国ジャマイカのヌーディストビーチ・・天国に一番近い島ニューカレドニアのウベア・・・冥途の土産を積み重ねてきた過日でした。

 すべてに不平不満を言わず帯同してくれた家内には感謝。

 ツアーを卒業し、そして最後にたどり着いた所がマレーシア。娘婿所有のクアラルンプールの55階屋上プール越しに市内が一望できるマンションの20階の部屋を基地に、1回半月年3回のミニロングステイ。

 毎日のようにKLCC、NUセントラル、ミッドバレー、パビリオンなどのメガモールを歩き、一日の終わりはタイガービールとマンゴーで締めくくる。時にはイポー、マラッカ、ペナン、チェラティンなどに遠出する。気候は一年中日本の9月の陽気。食品はほぼ日本の半値。電車は市内どこへでも40円~100円程度。電車に乗ると即座に若者が席を譲ってくれ、道に迷えば目的地まで親切に案内してくれる。特にイスラム系の人がやさしい。今のイスラムへの通念とは考えられないぐらいマレーシアのイスラム系の人は穏やかで親切でやさしい普通の善い人に見受けられる。

 日常のさり気なくささやかな “親切” に “ありがとう” という至極当たり前のことが “トリマカシ(ありがとう)” 運動として国中に広まっている。地道な政策が誠実な国民性を育んでいる気がします。多民族が仲良く共存し宗教間のトラブルもなく穏やかな社会。

 心地よいマレーシアの風は放映中のTVドラマ「天国の風」そのもの。生まれ変わることが許されるならその時は、ヒジャブをまとった穏やかでやさしく誠実なマレーシアの女性を選びたい。
Saya suka Malaysia
I Love Malaysia

 クアラルンプールのツインタワー