瑞宝双光章 受章の栄誉に浴して

 
会員の弓削玄雄さんが長年のご功績に対して瑞宝双光章を授与されました。栄えある ご受章を心からお祝い申し上げます。FWAではスポーツドクターをお願いしており ました。今後もお元気にご活躍されることを祈念致します。(編集部)
 
弓削 玄雄   
 
 
 この度、令和2年11月3日の文化の日の叙勲に際しまして 瑞宝双光章 受章の栄誉に浴しました。これは茅ヶ崎市において耳鼻咽喉科担当の学校医として、昭和48年から平成30年度まで46年間、小・中・高の複数校に勤めた功績が評価されたものです。

 私は昭和48年4月(1973年)、39歳の時、神奈川県茅ケ崎市で耳鼻咽喉科・気管食道科の医院を開業しました。この年の6月、茅ヶ崎市立小出小学校の学校医を拝命し、平成30年度(2018年)まで継続して46年間勤めました。また、耳鼻咽喉科の専門医は少ないので、昭和49年4月から平成18年までは小・中・高合わせて年間5〜7校担当し、診療の現場から引退した平成19年から平成30年度までは小学校のみ年間2〜4校担当しました。

 学校医として叙勲で勲章が授与される基準は、1校40年以上勤務らしいのですが、何しろ神奈川県は47都道府県のなかで人口(約921万人)は東京都に次いで二番目に多く、医師数(約19,600人)は東京都、大阪府に次いで三番目に多い県です。私は授与基準の3〜4倍勤め、そして、86歳になって、やっと順番がまわってきたようです。これは長生きした人生のおまけみたいなものでしょうか。