県外会員便り

アプリを使った新しい歩き方

平野  武宏
 新型コロナウイルス感染拡大は歩き方を変えてしまいました。
「密閉」・「密集」・「密接」の「3密」を避けるため、多くの人が集まり、一緒に歩くことが出来なくなりました。歩き方としては「自由歩行」が対応策のひとつですが、歩く前には集合する・参加者が多いと歩き始めは「密」になる心配があり、各ウオーキング協会はいろいろ苦労しています。
一人でいつでも歩ける「イヤーラウンド(YR)」が注目されますが、受付での「密」の心配はあり、ウォーキングステーション(基地)ではいろいろ工夫をしています。

 そこで登場したのが「アプリを使って歩く」です。2017年8月にウォーキングステーションである「さんぽみち総合研究所」が「文京の坂アプリ」(写真下)を作製し、ゲーム用として発表していましたが、ウォーカーが欲しがるIVV(国際的な距離と回数)は認定されていませんでした。
2021年1月からIVV認定の日本の元締めの「日本市民スポーツ連盟」が「文京の坂アプリ」のYRコースをIVV認定すると決まり、スタートしました。


文京区の名のついた113の坂を9つのブロックに分けて、1ブロックの距離は6〜12km、坂の数は6〜19坂、坂の延長は約100〜200m程度がほとんどです。
たまには約500mがありますが・・。全9ブロックの合計距離は86kmです。

ウォーキングステーションでの受付はなく、いつでも、どこからでも始められます。
「開始地点」から計測、「終了地点」で終了・OKを押すと、アプリ内の記録帖に踏破の状況が記録されます。1ブロックの坂を全部踏破したらウォーキングステーションの「さんぽみち総合研究所」で通常のYRコースと同様にIVV認定が受けられる仕組みです。
                
小生、ガラケー(ガラ携帯)は2022年まで使えると、頑張っていましたが、スマホがないと生活に支障をきたす、ご時世となっています。縁あって「日本市民スポーツ連盟」からYRの盛り上げ要請を受けていたので、これを機にスマホデビューしました。
なかなか良くできたアプリでスマホ初心者でも容易に操作できました。
今までは夫のウォーキングに関心を示めさなかった妻も「スマホ操作を指導する」と言って始めました。「運動になる。坂を踏破するたびにアプリ内記録帖に済の赤印がもらえて楽しい。踏破の記録順位が表示され、上位を目指す励みになる」と、はまったようで、一人で歩きまわり、小生と同じタイミングで113坂を全踏破(完登)しました。

2020年12月に体験した「アプリYRコース」の紹介は日本市民スポーツ連盟
[IVV JAPAN(JVA)]のHP「平野寅次郎のYR散歩」に連載します。
FWAのHPからリンク先「JVA」でご覧ください。


     写真は湯島ブロックのD妻恋坂(延長192m、高低差12m)です。

コロナ禍での「新しい歩き方」時代の到来です。アプリで歩けるJVA認定のYRコースが増えて欲しいものです。
                                   以 上

注:日本市民スポーツ連盟はJVAと略しますが、世界的統一の略称は
  国際市民スポーツ連盟はIVVで、日本市民スポーツ連盟はIVV 
  JAPANです。