県外会員便り

 
エンディングノート          作成のすすめ
 
平野  武宏
10都府県への新型コロナウイルス感染拡大防止の「緊急事態宣言」は2021年3月7日まで延長されました。2020年7月のHPひろばで「例会自粛中の私の過ごし方」で荻野和成さんが「エンディングノート作成」とありました。
「エンデイングノート」とは万一の場合に備えての自分の考えをまとめて記録しておくもので法的拘束力のある遺言とは異なりますが、自分の生きてきた道や意思を家族に伝えるものです。2005年頃にブームとなり、書店で売られていました。私も新聞紹介記事を参考にPCで作成、USBに保存しました。
毎年、お正月に見直していましたが、ここ数年、見直しをさぼっていたことを思い出し、外出自粛の機会に更新しました。参考までに私の構成を紹介します。
例会はしばらく中止ですので、この機会に作成してみてはいかがですか。

1. ミニ自分史
  学んだ・働いた・退職後の記録、恋愛・結婚・子供誕生の思い出、父母・
  兄弟の思い出や自分が生きてきた道のりや出来事を記録。
  (作家になったような気分で自分の年表を作成しました)
2. 相続財産目録
  現金・預金・土地・建物・有価証券・年金・生命保険・損害保険など。
  法的遺言状の有無。
3. 万一の場合の対応
  ・介護や看病が必要になった時の希望
  ・病名や余命期間の告知を受けるかどうか
  ・延命処置が必要か
  ・臓器提供の意思があるか
  ・死亡を知らせる関係先(グループの代表者)や名簿
  ・家族へのメッセージ(普段ではなかなか言えない言葉です)
4. 葬儀や墓地についての考え方
  葬儀のやり方、予算や場所など、葬儀に用意して欲しいもの。
  (亡き父が会葬御礼を自分の名で作成していたので,私も作成しました)
5. 言えなかった秘密
  隠し子とその認知(私にはありません)、「へそくり」のありか(少々あり)

★毎年定めた時(年末やお正月)に内容を見直し更新すること。
★家族に事前に見せる必要はありませんが、「エンディングノート」があること
 は知らせておかないと意味がありませんよ。

 表題脇の写真は「新たな飛び立ち」です。
                              以 上