保健師 田中 梓 |
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湘南ふじさわウオーキング協会の皆様、日頃より本市の健康づくり事業にご協力いただき、厚く御礼申し上げます。 この度、第42回神奈川県地域保健師研究発表会で「身体活動促進の取組について〜健康づくりウオーキング教室を通して見えてきたこと〜」をテーマに、健康づくりウオーキング教室の5年間(平成27年度〜令和元年度)の取組内容を振り返り、成果について考察し、誌上発表を行いましたので、ご報告いたします。 本事業は、平成27年度より湘南ふじさわウオーキング協会の皆様を講師にお招きし、各地区公民館との共催で実施し、5年間で延べ1,132名にご参加いただきました。 「健康づくり」については、正しい歩き方についての説明や実演、活動量計を活用した3メッツ(運動・身体活動の強度)の体験を取り入れ、身体活動の重要性や安全で効果的なウオーキングについて伝えることができました。 また、より多くの方に参加してもらえるようにと、湘南ふじさわウオーキング協会の皆様と様々な意見交換を重ね、季節や地区に合わせた見どころをテーマに魅力的なウオーキングコースを考えていただきました。その結果、「コースが魅力的で楽しかった」、「いつも一人で歩いているので、皆さんと歩けて楽しかった」、「これからもウオーキングを続けたい」、「ウオーキング協会さんのサポートがうれしく安心して散策できた」、といった多くの喜びのお声をいただきました。参加者の満足度が高かったことから、「健康づくり」にプラスして、楽しみながら歩くことを伝えたことが、歩くきっかけづくりになったと考えました。 そして、各地区の公民館と連携したことにより、各地区公民館と湘南ふじさわウオーキング協会のつながりができ、公民館と湘南ふじさわウオーキング協会を講師としたウオーキング講座が開催され、複数の公民館でウオーキング講座が公民館事業のひとつとして定着したことが、5年間の大きな成果と考えました。 3月の会報に掲載の「ふじさわ歩くプロジェクト」をはじめ、市ではこれからも「歩く」ことを推進していきます。日常生活の中で気軽に取り組めるウオーキングを広めるために、湘南ふじさわウオーキング協会の皆様にも引き続きご協力いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 |