随筆

  バーチャルウォークに参加して

 
(令和3年 2月6日)
増渕 秀夫
  中 山 道(六十九次 534km)
東海道五十三次を完歩して、中山道を挑戦するにあたり木曾路を舞台にした島崎藤村の2500枚に近い長編の大作「夜明け前」をバーチャルウォークと同時進行で読んでみることとした。
「夜明け前」の舞台は木曽路であり馬籠の宿である。序の章に、書き出しは『木曽路はすべて山の中である。・・・・東山道とも言い、木曽街道六十九次とも言った駅路の一部がここだ。この道は東は板橋を経て江戸に続き、西は大津を経て京都にまで続いて行っている。』と書いている。
中山道 馬籠
主人公は馬籠の宿の庄屋、本陣、問屋、の三役を兼ねた旧家の当主青山半蔵である。青山半蔵の一生を通して日本の幕末から明治維新までの時代に起こった様々な事象を写し取って書いており読み応えがあった。
ウォークの方は宿場に馴染みのない地名が多くあ り、距離が長いこともあって足が進まず日本橋を2年7月14日にスタートしたが、京都三条大橋にゴールしたのは3年1月18日と6ケ月もかかってしまった。

日 光 街 道(二十一次 144km)
日光へはJRや東武鉄道又はバス、自家用車を利用して度々行っているので街道の地名も記憶している所が多く、距離も短いので1ケ月完歩を目指して3年1月18日スタートし2月5日にゴールした。
緊急事態宣言が出て外出自粛要請中で、自宅近くの鶴見川の土手 (バーチャルウォークのホームグランド)のみを外出場所と決めて歩いたので19日で目標達成。
(歩行距離 1日平均7.5キロ)
日光街道 ゴール(日光)