バスウォークの裏話 2

阪本 茂義
●南信州 阿智の里と馬籠~妻籠宿中山道ウォーク
 (2015年5月12・13日)


 この年、春の台風(6号)が5月4日にカロリン諸島で発生した。勢力を増しながらフィリピンから沖縄地方に向かう、近況が入るたびにだんだん雲行きが怪しくなってきた。10日深夜の勢力をピークに東の方向に転じ、スピードを上げ日本列島南岸をうかがう様子。
急遽、バスウォーク前日の11日に会長他関係者を集め緊急会議を開催した。最新の台風情報、貸切バス・高速道路・宿舎情報など持ち寄り開催の可否を議論した。結果、直近の気象庁の予報から11日沖縄奄美にある台風は、勢力を弱めながら一気にスピードを上げ12日深夜に東海から関東沿岸を通過することが予想され、開催には特に問題はないだろうとの結論に至り予定通り開催することになった。

 幸い、本番初日の5月12日は午後になって少し雨に降られたが、風も殆どなく、ウォーキングを早めに切り上げて大過なく宿に入ることが出来た。残念ながら花桃は既に終わっており、素晴らしい花桃の里は体感できなかった。台風は温帯低気圧に変わり猛スピードで夜間に本州南岸を通過したようだ。翌日は抜ける様な青空に恵まれた。しかし前夜の雨で足場が悪いことが予想されたので、昔の街道の雰囲気が残る山の中の旧中山道歩きは中止せざるを得なかった。残念であった。

 本番に先駆けて行った2カ月前の下見では、南信の阿智花桃の里と山の中の旧中山道ではまだ雪深い所が多かった、スタッフは何回も滑って転倒しながら悪戦苦闘の下見となった。また、「歩楽達人の碑」のある信濃比叡広拯院では境内を散策している時、ご住職がひょっこり出てこられ会話が弾むうち、本番で法話をして頂けることとなり、当日実現した。

 妻籠宿は私の父の故郷で親戚が多く、姉の息子が土産店を開いている。2日目の妻籠宿散策に際しては、甥の計らいで昼食に名物の朴葉寿司の用意と、昼食場所として宿場の中央にある休憩所を提供してくれたので、ゆっくり宿場散策を楽しむことが出来た。特に朴葉寿司は参加者に好評であったことが何より嬉しかった。帰路は景勝地の恵那峡で温泉に浸かり疲れを癒した。

妻籠宿を散策