県外会員便り

“だれでも いつまでも” のウォーキング

平野  武宏

 ウォーキングは“だれでも いつでも どこでも いつまでも”の市民スポーツと思ってきました。でも2021年前立腺全摘手術を行い、元の体調には完全には戻らず、2022年80歳を迎え、すっかり脚力が衰えて “だれでも いつまでも”は一部の人の話ではないかと思い始めました。

 2023年2月国際市民スポーツ連盟主催のIVVオリンピアード第18回大会がアメリカ テキサス州 サンアントニオで再開すると知り、思い切って参加しました。その主な理由は次の3つのことでした。
@  市民スポーツ(ウォーキング・スイミング・サイクリング)を自由に選んで4日間楽しむ、この大会の魅力にはまり込んでいた。 
A この大会(隔年開催)には2011年から2019年まで長津豊さん(FWA相談役・元事務局長)と一緒に参加し、次回も行こうと話していたのですが、残念ながら2022年に亡くなられたので長津さんの写真を持ってテキサスを歩きたい。
B 初のアメリカ開催なので“だれでも いつまでも”のヒントをこの大会で見つけたい。

“だれでも”のヒントがありました。
     @   ウォーキングは5・10・20・42kmの距離から選び、本部があるホテル(我々も宿泊)がスタート地点で、決められた時間からの自由歩行です。 
  A   Buffyさん(ベテラン女性ウォーカー)と10kmをグループで歩く企画がありました。初心者や友達を作りたい人向けです。
ガイドするBuffyさん
  B   大会前日にはコミュニティ ウォークが行なわれ、地域と参加者が交流。ゴールでアメリカズ ウォーキング クラブ(今大会を運営しているクラブ)からTシャツが配られ、参加者同士や参加者から地域の子供にスモールプレゼントの交換。 
C 大会2日目にはサンアントニオ市・地元商店街11店が協賛の15時から試食・試飲ができるスタンプラリーの企画がありました。
スタンプラリー風景
  D   協賛スポンサー(15社)が大会に参加。参加記念品のバナナ・水・お菓子・ポンチョ・カットバンなどは協賛企業からと推察しました。 
   E   大会後の土日にはツーデーマーチ(ウォーキングのみ)が一体で企画され、平日に参加できない人々への配慮がありました。

“いつまでも”は楽しく歩くことです
    @   楽しく歩くとは目標を持って歩くことです。
目標は年齢や経験で変わります。小生の最初の目標は 8020(80歳で20km歩く)、70歳になると8010(80歳で10km歩く)、80歳になったら8005(80歳で5km歩く)です。今回も午前中5km歩いて午後は観光などを楽しみました。
 
     A 友達や家族と一緒に歩くのも“いつまでも” のポイントです。今回はウォーキング大会初の娘と一緒に歩きました。 

 日本市民スポーツ連盟は高齢ウォーカー・歩行に支障のあるウォーカー・ファミリーウォーカーがウォーキング大会や例会・YRに参加しやすいように3km・4kmコースの追加IVV認定を2023年7月1日から行うと発表しました。「歩けなくなったからウォーキングをやめよう」や「FWAを退会しよう」などと思っている“あなた!” ウォーキングは“だれでも いつでも どこでも いつまでも”の市民スポーツですよ!

HPひろば「寅さん歩」に大会報告を掲載しました。HP表紙の[JVA]のリンクから日本市民スポーツ連盟のHPに入れます。「平野寅次郎のYR散歩」にも大会報告が掲載されています。