4年ぶりの花見の宴

  阪本 茂義
 
 2020年からのコロナ感染拡大で出来なかった仲間との花見の宴を4年ぶりに3月30日に実施した。場所は戸塚駅近く柏尾川プロムナードの河川敷、メンバーは元会社のOB仲間達である。

 コロナ感染が顕著になる前は毎年行っていたのであるが、2020年3月感染が広がり政府から緊急事態宣言が発出され行動制限を国民に求められた。止む無く花見も中止せざるを得なかった。

 感染も下火になり今年の3月からマスク装着は個人判断になり、行動制限も大幅に緩和されたのをきっかけに仲間と相談、感染リスクの少ない屋外で花見をみんなでやろうと云うことになり、仲間にショートメールを発信した。たちまちみんなから参加したいと嬉しい返信、日程を調整し3月30日開催にこぎつけた。残念ながら3人は事情で参加できなかったが4年ぶりに仲間が9人集まった。予想に反しみんな元気で4年前と変わらない、元気で再会できたことを喜びあった。

 駅周辺のスーパーで手分けしてアルコール、つまみを買い込み、いざ柏尾川へ。10時半頃であったが平日にも拘わらず既に何グループもレジャーシートを敷いて花見に興じている、学校も春休みでありファミリーも多く見かけた。柏尾川プロムナードは戸塚の桜の名所で駅付近から大船に向かって桜並木が続く。この時期には大勢の人が繰り出しファミリーやグループなどが場所取りをして花見を楽しむ。屋台が軒を並べお祭りの様に賑やかである。


 対岸の広い河川敷でブルーシートを広げた。桜は満開、見渡す限りの桜並木を見ながら9人揃って乾杯、4年ぶりの再会を祝った。陽気も良く暑いほどで、みんな上着を脱いでの花見となった。

 コロナの影響で、長い間閉塞的な生活を強いられ、みんなと会う機会がなかった分話が弾み、コロナ下での生活・会社の仲間の消息・・・など花見の宴は延々3時間に及んだ。酒もつまみも尽きてきたので名残惜しくもお開きとなった。定年後から続いている仲間との飲み会・旅行は、20年近く経つが今もほぼ全員が集う大切な仲間である。コロナで中断していたがこれからも続けていきたい。