紀行

高齢者の山紀行 百名山を登るA

  金井 裕
 
★百名山2 大菩薩嶺 2022/10/27
今回は小説や映画の舞台にもなった山梨県東部にある大菩薩嶺(2057m)に挑戦。中央高速大月を降り暗くなる前に登山口の「ロッジ長兵衛」前駐車場に到着、車の陰にテントを張り夕食。辺りも暗くなり外気もマイナス5度、車中泊で就寝したがなかなか寝付かれない。

起床、6時前には他の登山者も現れ慌ただしくなり我々も登山開始、本格的な登りは富士見山荘から急勾配の唐松尾根を登る。途中で立ち止まり振り返れば右手には雄大な南アルプスの山々が左側には富士山が一望、気持ちいい眺めを観ながらあと一息で山頂へ、雷岩を確認しながら間もなく大菩薩嶺に登頂した。周囲は木立に囲まれており見通しは利かない、標識柱前で記念撮影をしてから昼食のため雷岩に戻った。眼前には登山中に見たのとは別の雄大な富士山が望め、大菩薩湖も見える。

帰路の雷岩から大菩薩峠までの道は、周囲には大きな木もなく眺望も良く足取りも軽く峠の山荘に辿り着いた。峠の茶屋では何組かの登山者も見ながらロッジ長兵衛へと林の中を下って無事に登山口に戻った。車中泊での登山であったが無事に下山でき満足の登山であった。

高速に乗る前に今回も温泉にて汗を流して疲れを取り帰路に着く。翌日、前回同様に足が痛く、今後は更に下半身の強化が必要のようだ。

大菩薩嶺 雷岩より
                     

★百名山3 筑波山 2022/12/10
筑波山と言えば関東平野の北にある観光地として印象が強く、一般的にはケーブルカーやロープウェーを利用して登る人が多い山です。今回私が選んだ登山コースは筑波山を大きく迂回する筑波山神社脇からのコースです。登山者も少なく、筑波ユースホステル跡地から登る裏参道のコースで頂上を目指すことにしました。

登山口である駐車場に向かって勾配がある長い道を車で進んでいると、自転車で上る若いカップルと遭遇、健脚な姿に感心する。

登山口からの道はどちらかといえば急な登りが続く林の中を歩き、筑波山頂上の休憩場脇に出ました。大勢の人がいる中、筑波山頂上の女体山神社に向かうが神社周囲は大勢な人で877mの頂上先端に行くのにも一苦労、昼食をしながら関東平野を一望、富士山を望むと霞んでいるが富士山を見ることができ心地よい気持ちになる。

女体山神社を下り男体山へと向かうが途中の休憩所の周りは一般人が多く訪れており、横目で見ながら男体山神社(871m)に、頂上からの景色は女体山からの景観と比べるとやや物足りない感はあるが霞んだ富士山が見えた。休憩場で一休みの後、登りと比較してなだらかな道を下って駐車場にゴール、足の疲れもなく気持ち良い登山の一日でした。

筑波山 女体山神社