紀行
松本 一郎 | |||
以前寝台特急「サンライズ瀬戸」に乗車した旅行を投稿しました。今回はもう片方の「サンライズ出雲」で旅行に行きました。目的はやはり赤字で廃止するかどうかで噂になっている木次線・芸備線に乗車するためです。23年10月29日に横浜から乗車したブルートレインは翌朝の9時29分に到着の松江で朝食をとるために下車。 松江から宍道までは大半が宍道湖沿いを走行。鈍行だから素晴らしい景観が堪能できた。宍道駅で木次(きすき)線に乗り換え。全線通しの列車は1日2往復の1本なので、車内は全線通しが目的とおぼしき乗客約20人でした。ほぼ中間の木次駅を過ぎると島根・広島県境にある中国山地に入り、列車は勾配を上るため、気動車のエンジン音が高くなる。途中に松本清張の小説「砂の器」にも登場する「亀嵩駅」(かめだけ)がある。亀嵩駅は停車時間が短いため、名物の「奥出雲そば」を予約していた乗客はホームで受け取っていた。 この路線最大の見どころである「スイッチバック」のある出雲坂根駅手前の「八川駅 スイッチバックは団体客が右へ左へと撮影のために動き回り、撮影はあきらめるしかない。次の駅「三井野原駅」はJR西日本で最も高い標高727mですが、そこで団体客は降りてくれました。その後は下り一方で終点の備後落合に到着。そこから新見方面と三次方面に分かれるのですが、私は三次方面に向かい、備後落合〜備後庄原間は廃止すべきかどうかでよくマスコミで話題になっている。木次線からの乗り継ぎ客と地元客で1両編成の座席は約20人で、閑散とは思えないが、1日を通すとガラガラの便もあるのかもしれない。しかし廃止は仕方ないという雰囲気は感じなかった。存続するためにはどうしたらいいかを考えてほしいものです。芸備線は終点の広島駅に近づくと乗客も増えていき、結構混んでいました。 |