紀行
金井 裕. |
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百名山9 甲斐駒ヶ岳(2967m) 2023/7/24 長野県諏訪から杖突峠を超え、高遠を経由して戸台口のバス駐車場に向かう。平日ですが150台を越える車が止まっていました。 ここから南アルプス林道バスにて甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳への登山口である北沢峠へ向かいます。 今回の甲斐駒ヶ岳(2967m)と仙丈ヶ岳(3033m)は共に3000m級の標高がある山です。 駒ケ岳に登るコースの一つである双児山ルートから登ります。早朝、北沢峠(2010m)の登山口から、薄暗い曲がりくねった樹林帯を歩くと双児山に到着する。 周りは晴天に恵まれ眺望も良く、更に樹林やハイマツの道を登り駒津峰(2752m)に到着する、ここはもう一つの仙水峠経由で登ってくるコースの合流点でもある。 前方にはこれから登る駒ヶ岳と隣接する摩利支天が白く見える。振り向けば南アルプスの女王と言われる仙丈ヶ岳や北岳(3192m日本第二)も聳えている。 駒ヶ岳を目指して岩場の稜線を登り下りすると六方石に出る。駒ケ岳への分岐地点で、甲斐駒ヶ岳山頂へ岩肌の岩場を登る直登ルートと比較的に平らな摩利支天脇を巻いて登る巻道ルートに分かれます。 岩場と岩壁が続く直登ルートは緊張感もあったが苦労しながら甲斐駒ヶ岳頂上(2967m)に無事到着する。頂上の祠には山岳信仰の山を象徴する多数の鉾が確認された。八ヶ岳連峰、赤岳も雲に隠れ霞んでいるがなんとか見通すことが出来た。 駒ヶ岳に隣接する摩利支天は花崗岩のため岩肌も白く、まるで一面雪で覆われているようである。頂上からの下りは、花崗岩の白い砂地で滑り易い巻道ルートを慎重に下り、駒津峰に到着です。この先、下山コースは登った時と異なるコースの仙水峠を経由して下山します。
駒津峰からの下りは勾配できつい岩場と周りも見えない樹林帯が続く、仙水峠(2264m)に着いてから見上げると駒ケ岳と摩利支天が白く輝いています。 峠からの道はゴロゴロした溶岩の岩場を歩くと仙水小屋に着く、渓流沿いの道では宿泊者とすれ違う。先には最終バスで帰るのだろうか、道を急ぐ登山者達がいる。テント場に着き、振り返れば先程見た摩利支天が稜線の後ろに日を浴びた真白に輝く姿が美しく、凄く印象に残る山です。明日の登山はある事情が生じて取り止めになり、翌日に下山する事になった。今回、仙丈ヶ岳の登山は中止となり、甲斐駒ヶ岳のみとなってしまったが日を改めて仙丈ヶ岳には再挑戦です。
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