紀行

高齢者の山紀行 百名山を登るG

  金井 裕
  百名山11  御嶽山(3067m)   2023/9/15 
1仙丈ヶ岳に次いで3000mを越える百名山、御嶽山に挑戦する。
御嶽山は2014年に悲惨な噴火災害によって多数の人命が失なわれた山です。
コースは田の原遥拝所、大滝の頭、八丁ダル、御嶽山の頂上、剣ヶ峰に登り、同じ道を下ります。
田の原口観光センター駐車場は広く、トイレは都心にあるような立派な設備が設置されている。到着すると夜空には星空が輝いており、明日の好天を期待し眠りについた。

登山口の御嶽神社

目を覚ますと周囲も明るく、御嶽山に目を向けるがガスが掛かっている、天候の回復を期待しながら薄暗い中、ヘルメットを被って歩き出す。
田の原遥拝所の参道を歩く、大滝の登山口に小さな石仏が並び祀られている、木々の中を登ると本格的な岩場の道に出た。
ガスが立ち込めて歩きにくい、八合目、九合目には修験道の祠が建っている、途中で下山者に聞くと頂上付近は強風と雨だとの事だ。

長い岩場を急登すると大滝の頭に到着、頂上には立派な避難小屋と鳥居が現れる。幸い雨も降っておらず鳥居の先には大きな仏様が建ち、噴火で有名なガレ場、広大な山肌の八丁ダルミの道が続く、登り歩くと剣ヶ峰に到着、階段を登ると御嶽神社、頂上だ。
御嶽山頂上に立つが周囲はガスがかかり見えない、




頂上御嶽神社
    御嶽山頂上(3067m)

風が吹くと一瞬、眼下に池らしきくぼ地が見える。
頂上から下る道、八丁ダルミには避難用シェルターが建っていたが、噴火当時を想像すると隠れる場所もない、災害当時の登山者が逃げ惑う様子が頭に浮かんで来た。
ガスも晴れない中、岩場を下山するが複数の登山者とすれ違う。
予定通りの時間に下山、御嶽山は比較的上りやすい山とはいえ、修験道の山である事を実感する。

駐車場で昼食後、曲がりくねった道を下り、木曾街道へ途中の温泉で疲れを癒し後、明日の目的地である乗鞍岳の車中泊する駐車場に車を走らせた。