紀行

高齢者の山紀行 百名山を登るI

  金井 裕
  百名山13 赤城山-黒檜山山頂(1828m) 2023/9/16    
群馬県と言えば上州からっ風と赤城山。
赤城山とはカルデラ湖の大沼を中心とした山々の総称で最高峰は黒檜山です。    
前夜の月明りからも登山日和で雲もなく快晴です。

登頂には黒檜山登山口と駒ヶ岳経由の登山口がありますが神社先にある黒檜登山口から登頂を目指します。黒檜の登山口は初っ端から半端ない急登、それも岩場が連続、所々で普通の登山道にはなるが急登が続く、木々の間からは吹く風は冷たく、汗で濡れた身体も寒く、陽があたるとほっとする。黒檜への登山道は9割方が岩場の道、黒檜に向かう途中、大沼、小沼を眼下に見える展望場所に着くが富士山は見えず残念です

展望場所から見た大沼

なだらかになった道を少し歩くと頂上手前の分岐に出ました、黒檜山頂への道は熊笹で覆われた平坦な道で、しばらく進むと山頂に到着、出発してから一時間半程かかりました。既に駒ヶ岳口から登ってきたと思われる登山者もいました、見晴らし場所からは左手に浅間山や遠くには八ヶ岳の山並が見える。全体に霞んでいたが右手先には谷川岳を含めた越後の山並みも確認ができる。

黒檜山を後に駒ヶ岳に向かう道は下りでなだらかな整備された階段と登山道で歩きやすく足も快調。平坦なみちをしばらく歩くといよいよ駒ケ岳へのきつい登りです、朝一番の急登から疲れも出てきたがようやく登ることが出来た。暫く休憩する。

下りは曲がりくねった岩場の道や雨で流され荒れた道も整備されている、又、パイプ製の階段もあり下り易い登山道です。駒ケ岳口の登りは黒檜コースに比べて時間的には長いが登り易いコースのようで、昼近い時間帯でしたが年配者を含め何人もの登山者とすれ違う。黒檜登山口を経て駒ヶ岳口迄、五時間を切る余裕の登山でした。

赤城山を登山される人は駒ヶ岳口からの登山コースがお勧めできるかと思います。赤城神社に参拝した後、紅葉を観ながら山を下り、町営の温泉場でゆっくり温泉に浸かり、疲れを癒していつもより早く家路に付く。

余談ですが前日の夕食は地元では有名な焼肉店ですが直営店の為、独特の匂いには参りましたが懐的には良い店でした。