紀行

| 金井 裕. |
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| 百名山15 両神山(1723m) 2024/4/27 埼玉県小鹿野町にある百名山15踏目、両神山を登る。 日向大谷登山口から早朝五時に両神山荘脇の登山道を登る。日向大谷から会所までは山沿いの登山道は狭く細く、滑落に注意して登って行く途中には石像や石碑も見られ、古きから修験の山として親しまれた両神山である事がわかる。 会所の先では渓流を渡り、清滝小屋の道は勾配も厳しく足元は木の根や岩が多く、足場の悪い登りが続く。清滝小屋の手前にある水場の弘法井戸に到着、喉を潤して清滝小屋に着く。ここには避難小屋も併設されている。小屋前で休憩後、山頂に向けて登って行く。勾配ある道をしばらく登ると急登する岩場に出た、長いクサリ場と階段を登ると両神神社奥宮に着く。社殿の前から林道、尾根道を登って両神山の稜線に出ると、木々の合間からは三角形をした武甲山が目に入る。 山頂への尾根道は細く勾配もある、頂上直下のクサリ場を登ると祠の先には頂上の標識があり、登頂できたことを確認する。八丁尾根からの厳しい登山道を登ってきた人もいる。 頂上では薄日も差し、雲海が横たわり、雲海の上には南アルプスの雄姿、北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の山並みが望めたが、残念ながら富士山や八ヶ岳は雲に隠れて見えない。
頂上からの下りは勾配もきつく、滑らぬように注意しながら下るが足先には痛みが走る。小屋で休憩後、長く勾配のある道を下るが疲労で膝、太股が痛い、渓流を渡るのにもひと苦労だ。会所までの下りでは足先の痛みと太股の痛みも加わり、歩くスピードがとても遅くなる。 会所に到着して靴を脱ぎ、爪先を見ると黒くなっていて気が滅入る。 日向大谷登山口へは山すそを歩く平坦な道だが足も思うように進まないが、なんとか駐車場に到着した。 両神山は決して高い山ではないが頂上まで勾配もある登りが続く山であり、下りも足腰が疲れる山である。 10キロ程の行程だが9時間を越える登山となりとても疲れた登山でした。 |