随筆

同窓会とウォーキング

 露木 照久
  湘南ふじさわウオーキング協会に入会したのが今から10年前の平成16年4月、いつの間にか10年が過ぎてしまいました。歩く楽しみと歩き仲間とのコミュニケーションを大事に、全国のウォーキング大会にも参加して、地方のすばらしい景色やおいしい食べ物に出会い、本当に充実した10年でした。
 このような生活の中で、ウォーキングのほかに刺激を与えてくれるものがある。それは年に2~3回ではあるが同窓会の名のもとに、入社同期、同じ目的をもって2年間の研修期間を過ごした全国の同期、気心知れた職場の先輩・同僚・後輩、などが集まり、時には温泉に浸かりながら夜を徹して昔話に花を咲かせることである。いつも話題になるのは、「今、何を生きがいにしているか、健康維持はどのようにしているか」である。ある人は、夫婦そろって世界遺産の旅を楽しんでいる、日本100名山・100名城に挑戦している、畑仕事で収穫物をご近所に差し上げていると言う。でもかなりの人は「健康維持にはウォーキングが最高、お金もかからないし、いつでもできる」と言う。そしてそれを実践している人が多い。やはりウォーキングはいいのだと実感してしまう。
 また、同窓会では当然、若かりし頃の話ばかりに熱中して、お互い昔にタイムスリップし、今でもその気にさせられてしまう(今でも若いと思ってしまう)のが常であり、それが明日への活力になってくるのは確かであり、一種「同窓会の効用」ともいえるのではないだろうか。
 これからも健康であるかぎり、ウォーキングを続け、同窓会にも参加し、生活の中に生きがいを探し続けていきたいと願っている。