紀行

インドネシアを歩く(9)

スラバヤ

 平成26年7月2日 池内淑皓

 3月12日(土) 滞在13日 今日はソロを離れてスラバヤに向かう、いつものように列車で移動する。
 ソロバラパン駅発8:14---(120km)--スラバヤ・グブン駅着12:56
 今まで町中に泊まって仏教遺跡巡りばかり見てきたから、今日はスラバヤの町に泊まらず、郊外にある山岳景勝地の「ブロモ山麓」に宿を取って、登山とウオーキングを楽しもうと思った。

「スラバヤ、プロポリンゴ、チェモロラワン、ブロモ山周辺図」 インドネシア(昭文社刊)

今日は僕の隣に小学生の子供が座っていて、スラバヤまで行くとの事。
昼時になると車両内にある厨房から出前の注文を取りに来るから、ミーロブスアヤム(鶏肉入りラーメン)を二つ注文して子供に御馳走する。 

 私の後ろに座っていた夫君(ストリソノさん)と奥さん(テリー)が、私に良く話しかけてくれて、今日はブロモ山麓にあるホテルに泊まると言ったら、私達がそのホテルまで送って行ってあげる、と答えてくれた。
 スラバヤの町でプロパンガスの配送の仕事をしているとの事、何と親切な人たちなのだろうか、これは絶対安心できるから親切に甘える事にした。

スラバヤ駅13時に到着、ホームの絵タイルが奇麗

「チェモロ・ラワン村とブロモ山(2392m)とプナンカジャン山(2770m)周辺図」(昭文社刊)
 チェマラインダーホテルに3日間滞在してブロモ山、プナンカジャン山等登山とウオーキングを楽しんだ

 「チェモロ・ラワン村」 イスラム教がジャワ島に浸透しても、この山奥までは影響を受けなかった、ここに住むテングル人は今でもかたくなにヒンズー信仰を守り抜いている。

部屋のベランダにて、高台で見晴が良く最高のロケーション

 部屋のベランダから見たブロモ山周辺?、左の噴煙している山が「ブロモ山」、お椀状の山は「バトウッ山」

同じホテルに滞在している英国人と友人達

テングル人の馬に乗ってブロモ山の火口原に降り、ブロモ山に向かう

 「ブロモ山への道」 彼らとってブロモは聖なる山である、今でも煙を吐き続けるブロモは火の神々が棲む聖なる山。右側のお椀状の山は「バトウッ山(2470m)」、ヒンズーの社が山の麓に小さく見える

煙上げるブロモ山(2392m)頂上にて

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 翌日は快晴、絶好の登山日和となった、ホテルでお弁当を作ってもらい「プナンカジャン山(2770m)に登山する事にした、もちろん単独行。テングル人の住む部落を抜けて正面が目指す山だ。
 ホテル発5:40--山への取り付き6:15--頂上8:40--ヒンズー寺院11:00--ホテル帰着14:00

畑ではテングル人が葱を植えていた

 登山道の途中から?歩いて来た部落の道と、遠方チェモロ・ラワン村。噴火による大地の陥没が良く観察できる

 プナンカジャン山頂上から見た部落。
 山頂からの景色はインドネシアで最も美しい風景の一つと言われている

 
 
ナンカジャン山頂上にて、後方の噴煙はブロモ山

 
 
 頂上で登山中の学生たちと一枚パチリ

 
 プナンカジャン山から今度はブロモ山の麓に向かって降りる、麓にはテングル人の心のよりどころであるヒンズー寺院がひっそりとあるが、無人らしく扉が閉まっていて中に入れなかった。

 
夕暮れのブロモ山とバトウッ山


インドネシアを歩く(10) へ続く