紀行

ベトナムを歩く(16)

ホーチミン市

 平成26年11月27日 池内淑皓

 平成26年8月2日(土)、サイゴン駅へ未明に到着の予定が、列車が遅れて5:50に到着した。
 タクシーでバックパッカーが集まるデタム通り、ブイビエン通りにある「アンアンホテル」に向かう。
 この一角は外国人旅行者が多く集まる地域であるから、いろいろな面で便利であるが、反面喧騒のエレアともなっている、タイの安宿街とは基本的に異なる、治安は良い。 
 宿泊予定のアンアンホテルは、ミニホテルであるが少し上等。7日間宿泊すると言ったら、46$を朝食付で36$にディスカウントしてくれた。滞在する部屋は9階でスペースも広く、通りの喧騒も届かない、バスタブも広く外国人向けの仕様となっている、もちろんミニバーも大きい、即 OK した。
 ベトナム最後の宿泊地であるから、滞在中では一番高価な部屋に決めた、それでも一泊3,600円である。(ベトナムでは今でも高額なホテル代、商品、ツアー料金等はドル建てとなっている、通貨の変動が激しいからだ)
熱い風呂に入って、少し休息してから遅い朝食を食べにホテル界隈に出かけてみた。

 外国人御用達のデタム通り(黄色線)と下段のブイビエン通り、アンアンはその交差点に在る。ミニホテル、レストラン、コンビニ、旅行会社が林立している。(地球の歩き方、ベトナムより)

   今日から7日間滞在する「アンアンホテル」 玄関 (バイクはホテルの貸バイク)

宿泊する部屋、ダブルベッドとシングルベッドがある、東側に広い窓が付いている、清潔。

「東の窓から見たホーチミン市風景」、グリーンベルトはチャンブンダオ通り、この道を真っ直ぐ行くと、「チョロン」(中国人街)に行ける

 レセプションの受付嬢、まるで「こけし」のように美しい。赤い「アオザイ」が良く似合う

 女性であっても大きなザックを背負って旅をする、バイクのオジサンに道を教わっている

初めての外国人は誰にでも道を尋ねる、この界隈に住む人たちは片言の英語が出来る。

 子供に案内されて、目指すホテルに向かうバックパッカー、子供は何がしかのお礼にありつく。

     とにかくアメリカ人の若い女性が多い、日本人の女性には出会わなかった。

 デタム通りに「サークルK」があった。
 ハノイ、ベトナム中部ではコンビニは全くなかった、ホーチミン市では至る所にコンビニがある。社会主義の国ではあるが、ホーチミンだけは商業特区、何でもある。

「サークルKで購入したマグカップ」
 読者諸氏から、屋台で食事していて、「お腹壊しませんか?」との質問を良く受ける、
 私は旅に出る時、必ずマイ箸とマイカップとウエットティシュを持参する、ミネラルウオーターは一日1L使用する、歯を磨くときでもMWを使用する、屋台で食事するときも、ウエットティシュで拭う、現地の水は絶対口にしない。氷が問題で、屋台の氷は絶対口にしない、お店や列車内の売店の氷は大丈夫。

 デタム通りに「ファミマ」があった、急いでファミマに飛び込む

 ありました、「おにぎり」 野沢菜の入った「おむすび」と書いてある、値段は45円(9,000VD)。
 ラベルを見ると(made in vietnam) 3個買って、ホテルに戻って熱い日本茶で食べてみて、驚いた。 日本で当たり前に食べている野沢菜入りおにぎりと全く同じ。ご飯の歯触り、野沢菜の塩加減、海苔の匂、ベトナムに来て13日目、日本と全く同じ品質の食品を食べた感動は、今も心にこびり付いている。グローバル化はますます加速されているのだ。

「ベンタイン市場(左)とレライ通りロータリー」
 ホテルの近くにある、「ベンタイン市場」に行ってみる、この辺りはホーチミン市で一番賑やかで活気がある場所となっている、写真の右側の高いビルは、「サイゴン・スカイデッキ」で2011年建設の「ビデクスコ・フィナンシャルタワー」。 49階に展望台があるが、1000円もかかる。写真左のアイボリーの建物は、ベンタイン市場

「ベンタイン市場」 ホーチミン市最大の市場、ここでは何でもあるが、値段がついていない。価格は交渉で決まるから、二〜三軒廻って値段を聞いてから購入すると良い。

      
 当然外国人もお土産を探しに来るから、お店の人も片言の英語は話せる。
続く