紀行

東海自然歩道を歩く(3)

嵐山

 平成27年5月13日 池内淑皓

 2015年(H27)1月21日(木) 7:30 横浜駅天理ビル前をバスで出発するがあまり良い天気ではない、途中JR相模湖駅でトイレ休憩の後、相模湖大橋を渡って嵐山(あらしやま406m)登山口には9:10に到着した。講師から今日の登山に際しての注意事項の説明を受けて、ストレッチのあと3班に班分して歩く。班分けする理由は前を歩きたい人、後から歩きたい人等様々な希望があるので、公平に歩行するためである。
 東海自然歩道の案内板に導かれて、緩やかな登山路をゆっくり歩く、メンバーは18人。小雨交じりの冬枯れの雑木林を登行する、標高405mの嵐山はアッと言う間もなく頂上到着9:45であった、時々雪がちらつく空模様で寒い。
 一呼吸の後尾根道を緩やかに下る、みぞれが降り始めてきた、谷筋に架かる木橋を二、三度渡り返し、笹薮の中を行くと、相模湖リゾートプレジャーフォレスト(昔の相模湖ピクニックランド)の敷地に出る、フェンス沿いに歩くと相模湖--三ヶ木方面に通じる国道412号の鼠坂(ネンザカ)にひょっこり出る、11時20分であった。
(迎えのバスに乗車し、バスの中で昼食とした、午後は続けて石砂山に登るのであるが、東海自然歩道を歩く順番に従って次回石老山登行を記述する)

     JR相模湖駅でトイレ休憩、隣にある観光協会で資料を入手する。

「東海自然歩道案内板」 この看板は到る所に設置されていて大助かり。
   今日歩く山は嵐山-鼠坂-

      「嵐山、石老山付近案内図」 観光パンフレットより引用

JR相模湖駅から国道412号線をバスで5分、歩けば20分程の所に東海自然歩道の登山口がある
 登山口には小さな東屋もあるし、常夜灯があるのですぐ分かる。

      登行開始、わがクルー達

      「嵐山頂上(406m)」

「嵐山頂上に鎮座する産霊宮水上神社」 御祭神は「天之御中主ノ神」(天地創造化神)を奉斎。
 縁起によれば、この地に宮を建て、相模湖の浄化と平安を祈り、末永くお祀りすると記述されている。
 私達はお宮に参拝し嵐山を後にした。

       武蔵野の名残が残る尾根道を行く

       日蔭には雪が少し残る

「鼠坂(ねんざか)」相模湖リゾートプレジャーフォレストのフェンス沿いに歩くと、ひょっこり国道412号線にぶつかる 写真は相模湖リゾートプレジャーフォレスト(国道412号)前交差点

「国道412号線の案内板」 この道は、鎌倉から甲州街道を経て、信州に到る鎌倉街道の名残である。
 江戸時代には「大山道」として信州、甲斐の国から訪れる信者たちの基地でもあった。

「鼠坂関所址」 案内板の通り相模から甲斐の国に通ずる重要な街道であるから関が設けられていた。

[ 参考タイムを記す]
  相模湖駅(8:50)-バス-嵐山登山口(9:10)-嵐山(9:45-9:50)-鼠坂(11:20)-以降
  バスで篠原に向かう

          この項完  (東海自然歩道を歩く(4) 石老山 の項に続く)