紀行

アクティブ スポーツウオーク②

 平成28年9月11日 池内淑皓

 (社)日本ウオーキング協会発行「ウオーキングライフ」の7月~10月号に大々的に紹介された「アクティブ スポーツウオーク」。
 紹介記事の中でトレイルウオーク、フットパスウオーク、トレックハイキングウオークについて私が歩いてきた「海外を歩く」、「東海自然歩道を歩く」の中からピックアップして紹介してみようと思う。
アクティブスポーツウオーク①ではトレイルウオークを紹介してみました。
今回は「フットパスウオーク」を紹介してみようと思いますが、両者には厳密な区分がない感じがする

2.フットパスウオーク
 (社)日本ウオーキング協会の月刊誌ウオーキングライフによれば、フットパスウオークとは、英国で生まれたスタイルの小路ウオークと定義し、森林の杣道、田園地帯の畦道や牧場の作業道、街中の路地等人々の生活に根差し、自然発生した道と解説し、さらに自らが暮らす地域において育まれた文化、産業、歴史、景観、食を再発見するウオークスタイル。と述べている。

(1)フッカーバレー マウントクック山へのフットパス
  2006年2月私と神さん二人でニュージランドを歩いたので紹介してみようと思う。フッカーバレーはニュージランドの南島にある、クライストチャーチから車で半日走るとアオラキマ・ウントクックエリアに入る。ここに宿を取って、周辺のフットパスを散策した。

 ホテル→草原→氷河圏谷→吊り橋→草原→圏谷→マウントクック氷河末端 概念図
ここはクック山の氷河が削り取った準平原で、削り取った堆積物が圏谷を為している。

点線に沿って、氷河を吊り橋で渡り、堆積の中をフッカーバレーに向かう (現地の案内板)

ホテルから見たこれから歩くフッカーバレー、前庭にエベレスト初登頂を果した
ヒラリー卿の銅像が建つ(彼はニュージランドの生まれ)後方の山はクック山(3754m)

ホテル前庭から道標に導かれて出発。目指すはフッカーバレー(所要時間が書いていない)
氷河が削り取った準平原の中を歩く

     草付の中をクック山に向かう

     灌木帯の中を歩く

     氷河が削り取り取った岩が堆積し、平原となっている。草付に降りて圏谷の中を     行く

何の花だろうか

花たち


ルピナスかな

     クック山が目の前に迫ってくる

     マウントクックから流れる氷河湖、私達はこの湖の縁をへつるように歩く

       氷河湖を吊り橋で対岸に渡り、草付を歩く

      氷河の末端近くに到着

     アララキ山の麓、氷河末端に到着

      ゆっくりお弁当を広げて昼食。帰路は同じ道を通り夕方ホテルに戻った
                                  
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(2)ルートバントラックを歩く
  フィヨルドランド国立公園内に位置し、グレノーキーから隣村まで二泊三日のフットパスであるが、日帰りのためルートバンの滝にある小屋で昼食を採り元のルートを戻る。
南島のクイーンズタウンに宿を移して、翌朝早くツアーバスに乗りグレノーキーの集落で朝食を採る。
ニュージランドの山岳地方は、スイスと異なってバスの便が極端に悪い。私達はトレックツアーに参加して歩く事とした。
グレノーキーから更に車で20分、トレック出発点のルートバン小屋に着き歩き始める

グレノーキー⇒ルートバンシェルター→フォージフラツ→ルートバンフォールズヒュッテ 地図

グレノーキーで朝食を採り、更にフットパススタートの小屋まで車で入る

     雨は無いが、何となく雨っぽい

       フットパス入口、ここに車を置いて往復する

ルートバン川に架かる吊り橋を渡る、このコース全体は森の中を行く小径で、ゴール後の集落へは、二泊三日のコースとなっている。

       雨が降ってきた、

      日本の青木が原樹海と良く似ている風景

       樹林帯の中を行く

     雨が多いこの地方、シダ類が繁茂している

      
       今日のクルー仲間のベッキー(スコットランド人)

      ルートバン川の源流が近い

      源流を歩く


ルートバンフォールスとルートバンヒュッテ、私達は午後滝のそばまで行く予定であった。

       ルートバンフラッツヒュッテに到着

今日のツアーの仲間達。
ここで昼食とし、雨が止まず協議の結果引き返す事になった。日本人は私達だけ

この項完