平成28年9月23日 池内淑皓
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2016年(H28)6月8日(水)快晴、 夜半まで降り続いていた雨も未明には止み、朝日が射し込んで来て目が覚めた。
残り火を炊いて缶詰を温め、味噌汁を作り、昨日のおにぎりで朝食。
今日は四谷(大代)千枚田から下山して滝上バス停からバスで飯田線の本長篠駅に向かい、豊橋から帰る予定。
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棚山高原→宇連山→海老峠間概略地図
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5時に起きたのだが、何となく手間取って出発は6:20となった。昨日の大雨で道が川になっている。
東海自然歩道は右手の笹薮に入る。真っ直ぐ行けば川売(かおれ)の集落に行く(案内板有)
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「棚山高原」 標高750mの高原、広さ250Ha、熊笹が多く檜や赤松が多い、花や植物群は笹に隠れて見当たらない
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何の花だろうか、結構群生している可憐な花だ!→ この花は「こあじさい(小紫陽花)」と言います。 ブログ仲間の Yub さんに教えて戴きました。
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高原を離れると林道に出る
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「ここにもあった断層」歩いていると音もなく岩が崩れてくる。流紋岩、凝灰岩であろう岩がボロロ。地層の断層部分が良く分かる
(熊から六本松、夏明橋そばの百閒滝の断層、睦平の断層と三河大野駅前の断層、宇連山の断層と私は今、中央構造線の中を歩いている感じがする)
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「大島の滝」 昨日の雨で水量豊富。落差70mで3段に分かれる。
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源流に来ると、またまたロバートウッドのような風景に出会う、道は川すれすれに付けられている。朝日を浴びて、木漏れ日の中を歩く感触がたまらなく快適。
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「宇連山分岐」 宇連山頂上へは尾根道が登山禁止となっているので、林道沿いに歩く。
頂上へはこの分岐から10分程で行ける。現在ここは伐採中であるから道を間違えないことだ
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「宇連山頂上(929m) 8:40分到着。二等三角点が建つ、海老方面の見晴が良い。
東屋があるが朽ちかけている。 尾根通しに棚山高原に行く道は閉鎖となっている。
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宇連山を越えると登下降はあるが、すっかり岩場もなくなり快適な尾根歩きが戻ってきた
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「海老峠」 川売(かおれ)集落と、宇連集落への道は通行不可の表示となっている。昔は集落を結ぶ重要な道であったはずだが、今は歩く人もいない。
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海老峠→仏坂峠→トンネル→四谷千枚田→滝上バス停間 概念図
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「仏坂峠」昔は三河と信州(飯田)を繋ぐ重要な街道で”中馬街道”または振草街道とも呼ばれた。 現在はこの下にトンネルが通り、自動車が自由に行き来できるようになると、この道も忘れられ てしまう。
峠には馬頭観音や石仏が並ぶ
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「大代(四谷)千枚田」 地形から見て扇状地となっている。こういう地形は危ない。
明治37年の大雨で鞍掛山裾から山津波が発生する、土砂がこの狭い谷に押し寄せ、11人が犠牲となった。
残った人たちが一丸となって土砂を取り除き、千枚田に変えた。現在39戸の農家が850枚の千枚田を耕している、山津波に遭った犠牲者は、「かしやげ峠」に祀られている(案内板より抜)。
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千枚田から中馬街道をスタスタ歩き、田口からJR本長篠駅へ向かう県道に出てバスを待つ。
バス停前の民家で水道を借り、体を洗い着替えする、カロリーメイトを食べている間にバスが来た。
この項完
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[参考タイムを記す] 棚山高原(6:20)→大島の滝(7:10)→宇連山分岐(8:30-9:00頂上往復)→海老峠(10:15)→大代千枚田(12:15)→滝上バス停(13:05-13:41発)--JR本長篠駅(14:10着14:20発)--JR豊橋駅(15:16着)
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東海自然歩道を歩く(30) 田口--滝上バス停→千枚田→倉掛山→岩小屋山→田口に続く
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