紀行

東海自然歩道を歩く(32)
段戸裏谷-寧比曾岳(ねびそだけ)-伊勢神峠
-猿が城跡-旭高原(泊)

 平成28年11月14日 池内淑皓

 2016年7月30日(土)晴れ。奥三河滞在4日目は、東海自然歩道上に位置する旭高原元気村(民間会社経営)(0565-68-2755)に16時半までに到着したい。
 17時には売店、食堂が閉店となるからそれまでに到着しておきたいのだ、二日分のビールとおいしい夕食が待っている。
 朝は4時45分に起きる、餅入りラーメンと缶詰を開けて朝食、お昼はレトルトのお赤飯とカロリーメイト。
 全てを片付けて掃除して、鍵を返して出発。

裏谷→寧比曾岳(1,121m)ここで岐阜県の恵那コースと愛知県を通過する愛知コースに分かれる→大多賀峠→伊勢神峠への行程表

段戸裏谷-寧比曾岳-伊勢神峠-猿が城跡へのコース概略図

6時には出発出来たから道標に従って段戸湖経由で寧比曾岳に向かう

「段戸湖」 周囲を千mの山々に囲まれた裏谷高原、この一帯は段戸山塊の中心で、領家変成岩からなり、三河高原と呼ばれる昔の準平原の名残として今に形を残している

高原特有の灌木が生い茂る

この辺り一帯は国有林であるからモミ、ツガ、ブナ等手つかずの原生林が繁茂している

森林浴を楽しみながらゆるやかに歩いて2時間余、富士見峠に着く。
名前の通り冨士山が見えるらしいけど、ホントかな?

「寧比曾岳(1121m)」 愛知県第二の高峰。東海自然歩道はここで二方向に分かれる。
一方は南周りで愛知県の香嵐渓方面に向かう[愛知ルート]
他方は岐阜県の恵那方面に向かう[恵那ルート]
恵那ルートは旧中山道を一部通るから、懐かしさもあって、もう一度訪ねたいので恵那ルートに決めた。

夏雲湧く。 高尾山から歩いてきて二年半、はるばるここまで来た証に一枚パチリ。

これから歩く恵那方面

寧比曾岳-伊勢神峠-猿が城跡-旭高原への行程図 

伊勢神峠から岐阜県境までの概念図。今日は途中の旭高原のバンガローに宿泊

道中に「亀石」と言う珍しい奇岩あり

寧比曾の急坂を下り、亀石を過ぎると大多賀峠に着く、県道33号線が交差している

ここからは比較的緩やかな尾根道が伊勢神遥拝所まで続く、途中「いこいの村愛知」があったが2001年に廃業して、老朽した建物だけが残る。

「伊勢神峠・遥拝所」 峠の下は飯田街道(旧三州街道)が通る国道R153号線
このトンネルの上に伊勢神宮に向かって参拝する遥拝所がある。

「伊勢神峠」(飯田街道)信州からはるばるここまで来て、まずは伊勢に向かって手を合わせたと云う

ここには地蔵や供養塔が並ぶ、「大乗妙典碑」は伊勢神の難所を越えてくる人々の安全を願った碑
八百比丘尼の杉など昔を偲ぶ遺構が多い。

「足助・旭町境」

「猿が城跡」739m 中世日下部(松井)佐渡守の居城と伝える典型的な山城で、室町時代に築城された。
本城の駒山から「申」の方角に城があった事から猿が城と名付けられた。
元亀三年(1571)武田信玄の西三河攻略で落城し、廃城となった。今は送電線の鉄塔が建つのみ。

「弘法杉、千年塚」 
この辺り猿が城の戦いで戦死した多くの将兵を弔い供養した所と伝える。

「㈱旭高原元気村」 豊田市旭八幡帳根山68-1  (0565-68-2755)
この施設規模が結構大きい、牧場もあればテニスコートもある。年末年始以外は通年営業しているから、東海自然歩道を歩く人にとってはとても便利な泊まり場だ(木は休み)。
私はバンガローをキャンセル待ちで予約出来た、他にテントサイトもある
早めの到着! コインシャワーで汗を流して、着替えをしてから、ビールをたっぷり頂きましょう。

夕暮れまでレストランでゆっくりして、早めの夕食を採って、バンガローに戻れば眠るだけ。

この項完

[参考タイムを記す] 段戸裏谷(6:00)→五六橋(6:30)→富士見峠(8:20)→寧比曾岳(8:35-9:00)→大多賀峠(9:55-10:00)→伊勢神峠(10:50-11:00)→猿が城跡
(13:05-13:15)→長井坂峠(14:00)→旭高原元気村(14:30) 歩行4万歩 21km 8時間のコース

東海自然歩道を歩く(33)旭高原-閑羅瀬橋-颪-千畳敷公園-明智駅-恵那駅-名古屋駅に続く