平成29年2月10日 池内淑皓
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2016年9月28日(水) 朝から雨模様、昼頃から雨が強くなり御嵩宿で歩行中止とした。
今年は台風が過ぎても秋晴れとはならず、秋雨前線が本州に停滞している。今日の予定は御嵩から中山道を離れて可児市の久々利集落を経て、JR下切駅をゴール予定としたが、雨が降りやまず御嵩駅で歩行を断念し、可児市のホテルに向かう。
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細久手宿から鴨之巣一里塚までの地図(中山道)
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細久手宿から耳神社を経て御嵩宿までの中山道地図と、御嵩駅から東海自然歩道「みたけの森へ」
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宿のご主人と記念に一枚
今日は完全装備、雨がぽつぽつ降る中を御嵩宿に向けて出発。御嵩までは下り坂であるから楽なコース。
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御嵩郵便局の張り紙、閉店のお知らせかと思ったら、「マムシ」に注意だって。
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「切られ洞」辺りの中山道。 江戸時代この辺りは山賊が出没していたと云われる寂しい場所だ。
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200年前に造られた六仏三尊を祀る祠。
右の石室は明和五年(1768)の三面六臂の馬頭観音、中央は一面六臂の観音座像、左は判読不明の観音さま
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「鴨之巣一里塚」 江戸から93里、京へ41里。昔はここから鈴鹿、伊吹の山々、北アルプスも見えたと言う。
ここの一里塚は両塚が16m離れて築かれている、日本の一里塚で16mも離れた塚は珍しい。
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「名前不明」
雨も小降りになったし、路傍のキノコを写真に収めながら歩く、道筋には結構多種類のキノコがニョキニョキ。私にとっては食べられるのやら、毒キノコなのかさっぱり分からない。
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「名前不明」
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「コテングタケモドキ」 (毒) 椎、樫などの広葉樹林に生える 食用の「チャタマゴタケに」似ている
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「シロオニタケ」 (食・毒不明) 広葉樹林や赤松、コナラ混生樹林内に発生
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「テングダケ」 (毒) 神経系の中毒を起こす。広葉樹林やマツなどの針葉樹林内に生える
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「馬の水飲み場」 江戸時代からの窪みであると言う、岩盤を穿ってあるから本物。
大湫から御嵩宿にかけては数か所で見かけた。
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「一呑清水」 昔は非常に良い水が湧いていたと云う。和宮がこの水を気に入り、取り寄せてお茶を立てている、今は飲めませんと書かれている。
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「謡坂十本木の一里塚」 かすかに土饅頭の形が見えるが、手入れ不十分
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「謡坂(うとうさか)の石畳」 ここもきれいに整備され、史跡に指定されている。
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謡坂の石畳み下の方、あまりにも奇麗過ぎるが本物らしい。
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謡坂を過ぎると、人家が近くなり、東海自然歩道はしばらく竹林の中を歩く
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「耳神社」 全国的にめずらしい耳のための神社。
耳の悪い人がお供えしてある錐を一本借りて耳に当てると治ると云う。
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「和泉式部廟所」 寛仁三年(1019)都から気の向くままに東山道をここまで来て病に倒れる、近くの鬼岩温泉で湯治したが治らず、ここで没したと云う。
和泉式部は平安中期情熱の歌人、和泉式部日記を残した。
“ひとりさえ 渡れば沈む浮橋に あとなる人は しばしとどまる”
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「御嵩宿」 ここから恵那方面は細久手、大湫への険しい山道に備えて、逗留した宿場。
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「御嵩山願興寺」 別名蟹薬師。弘仁六年(815)頃の創建と伝える。本堂は天正九年(1581)に復興した県重要文化財。本尊の薬師如来等24体の仏像は国の重要文化財に指定。収蔵庫に保管
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11:30御嵩駅に到着。雨はパラパラ降っているが、ここからJR下切駅までは4時間程かかるので、歩行を中止した。御嵩駅周辺には宿泊施設がないので、電車で可児駅に行きビジネスホテルに泊る
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この項完
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[参考タイムを記す] 細久手宿(7:45)→鴨の巣一里塚(8:35-8:40)→ 一呑清水
(9:55-10:00)→耳神社(10:20)→御嵩駅(11:30)
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東海自然歩道を歩く(38) 御嵩→久々利→銅鐸発掘の地→JR下切駅→可児川駅→名古屋駅に続く
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