紀行

東海自然歩道を歩く(42)

岐阜駅-則松-雛倉-鹿穴峠-神海駅-大垣駅

 平成29年5月22日 池内淑皓

2016年(H28)12月1日雨から曇り
 昨日の夜半から雨が降って、朝まで降りやまなかった。雨具着用の完全装備で出発する。
昨日のゴールは岐阜大学病院前であったが、今日は病院からから40分程離れた則松をスタートとした。
岐阜駅から則松へ直接行くバスの便はなく、近くを通る西秋沢行きのバスに乗る。

三田洞→石谷→則松→秋沢→雛倉→鹿穴峠への東海自然歩道ルート概念図

石谷→犬塚→則松→雛倉→鹿穴峠→神海駅(樽見線)→谷汲観音(華厳時)への道

雨がパラパラ降る中、犬塚バス停で降りる、ここから東海自然歩道の則松まで10分で行ける。
則松、秋沢、雛倉への道は県道を歩く、何とも平凡な道だ。

石谷、村山集落から来る自然歩道に合流し、下雛倉集落に向かう。

県道を離れて板屋川と言う小さな川沿いに添って、北に向かう。県道を歩くより格段に気持ち良い。

「岐阜特産富有柿」 ここ本巣地方は、富有柿の特産地である。
富有柿発祥の地は、岐阜県瑞穂市と本巣市、大垣市で、文政三年(1820)小倉ノブが御所柿を瑞穂市居倉に植えたのが始まりと云う。明治31年に富有柿と改めて現在に至る。

下雛倉集落への道標  この辺りは柿の収穫が終わっている。

12月ともなればとっくに柿の収穫は終わっているから、取り残された柿たちの残骸なのだろう。

道は里山に向かう

お婆さんがお宮参りをしていた、”膝が治りますように”と祈るのだと言っていた。

典型的な里山の風景、
今は大気汚染防止法や消防法で畑の枯れ木を燃やしてはいけないと言う。

伊洞集落の峠道を歩く、南天の小路が広がっていた

鹿穴峠で県道と交差して、自然歩道は左手の山道に入る

旧道を川内集落に向かう

お地蔵様の前で一休み、先ほど頂いてきた富有柿を頂こう

峠を越えて、開けた林道を里に向かって下る

旧道から舗装された県道に出ると、開けた盆地に出る、ここが川内の集落。
自然歩道はここから直角に左折して、山間の道を樽見線神海駅に向かう。

12:00 旧JR樽見線の神海駅到着。現在は第三セクターの運営で無人駅であるが、町のボランティアが駅舎を管理している。

12時17分発大垣行きの列車に乗り、名古屋に向かう。

[参考タイムを記す] 名鉄岐阜駅(7:25)→犬塚バス停(8:10)→則松(8:19)→秋沢(9:05)→雛倉(9:35)→鹿穴峠(10:25-10:30)→川内(10:45)→神海駅(12:00-12:17)→大垣駅(13:45)

この項完

東海自然歩道を歩く(43) 揖斐駅→谷汲口→華厳時→妙法が岳→横蔵寺 に続く