ウオーキング川柳(124)
『情景 黄昏の団体散歩・・・その一』
      

大谷を 観るか歩くか 悩む足  公園の 七人の敵 見当たらず  行くとこが 無いから来たと 笑いあい  十キロは 少し不満の 供廻り  黄信号 みんな渡って 独り立ち  交差点 止まるたびに 追い越され  石段を  見上げて足に 忖度し  賽銭に 十円程度の 頭下げ  早足を ゆっくり追い越す やなお方  許されて 生きる男の 靴の減り            経年劣化黄昏のウォーカー 金子