ウオーキング川柳(134)
遊行の盆

    洗面所 今日の機嫌と ご対面     側杖が 改心したのか 先に来た     長い梅雨 明けてウォーカー 天日干し     湘南台公園 朝夕ダブルの 足が来る     暑い中 マザーテレサが 寄り添うて     自販機の 位置まで示す 夏の地図     会報の 表を飾る 友の筆     カラーだと 悔しがるのは 山系氏     大百足 街の婦人を とうせんぼ     出入り口 車と旗が 譲り合い     俣野別邸 またの機会と 通り抜け     側杖の ガイドはいつも 思い込み     遊行の盆 寄らず大半 街に散り     お参りを 忘れむすめの 踊り観る     今日の締め 段々落として 地下食堂     八勺で もう充分と 老いの酒        黄昏のウォーカー 金子