ウオーキング川柳(136)
ワールドカップセーリングの海へ

  この俺に スマホ持たせる やな世界     郵便局 通さず無駄な メール来る     グリーン車の 八割埋まる 逗子の駅     八幡宮 大木五本 足百本     側杖の 顔の広さを 知る広場     歩調合う 群れはまもなく くずれ出し      自由歩行 先ずは香車の 様な人     新鮮な 矢張り元気に 右を差し     セーリング 分からぬままに 歩かされ     台風禍 浜側通行 許されず     海岸通り 歌で知られた 浜つづく     信号の 長さ側杖 腹を立て     江ノ電の 誘いが通る 七里ガ浜     13キロ 黄昏分度 超えた距離     眼の前に 江ノ島見えて 届かない     月一度 歩かにゃならぬ 用があり         わずかな根性の足動かしウォーカー  金子