ウォーキング川柳(179)
黄昏の「さあ、どうする八十路坂」ー3
  団体歩行 常連そろそろ 細くなり    徘徊が 今日も飽きずに 電車乗る    雨上る 百閒ならば 汽車に乗る    改札を 出ても行先 定まらず    アナログの ネット難民 ウォーカー    よくもまあ 出てくる妻の 否定音    娘のレシピ ほんとはほしい 妻の味    味付けは 自分が決めろと 並ぶ瓶    ワンランク 落とした生活 コロナから    春夏秋冬 社会の窓は 忙しい    WC さっきの人と 又出会い    悪いこと もう出来ません 八十路坂    低血と 高血分け合う 我が夫婦    男老いて 缶ビールを チビチビと    聴く耳を 家に忘れて 来た総理    開かれた 社会がつくる その矛盾