ゆっくりウォ−ク50回記念
『伊豆修善寺と天城踊り子歩道』
2007年
12月10日
12月11日

12月10日 天気:晴  距離:10km  参加者:50人
12月11日 天気:曇り 距離:10km
コース:1日目 藤沢駅〜バス〜修善寺(修善寺文学と花の道を散策)〜バス〜浄蓮の滝〜旧天城トンネルへの上り口、水生地下〜バス〜湯ヶ野(国民宿舎「かわづ」泊) 2日目〜バス〜水生地下〜旧天城トンネル〜河津七滝〜旅館「天城荘」(昼食、休憩)〜バス〜藤沢駅

スライド写真の説明

12月10日(月)
(1)バスを下り、早速準備体操
(2)修善寺の真っ赤な紅葉
(3)桂川周辺の見事な紅葉
(4)「独鈷の湯」付近を散策
(5)滑沢橋付近のワサビ田と紅葉

12月11日(火)
(6)欝蒼とした天城原生林内の紅葉
(7)天城原生林内の黄葉
(8 旧天城トンネルに到着
(9)紅葉の踊り子歩道を行く
(10)宗太郎杉を歩く
(11)”初景の滝”で一休み
(12)「銀杏と蔦」の競演が見事(湯が野にて)

写真提供: 谷村

12月10日(月)

 参加者51名、バスで朝7時藤沢を出発。車中で早速資料が配られる。今回は50回記念ということでコ−ス概要はカラ−コピ−。リ−ダ−・大牟田さんの苦心作で説明にも思わず力が入る。
 バスは予定どうり修善寺に到着し、早速“修善寺文学と花の道”を散策する。1時間ほどの散策であったが赤と黄色の紅葉が真っ盛り。「歩きたくなる道500選」の一部もかすめる。指月堂、源頼家・源範頼の墓、とっこの湯などを廻り最後は弘法大師が大同2年(807年)に修行した霊蹟と伝えられる修善寺に立ち寄る。
 再度バスに乗り“浄蓮の滝”へ。11時30分、今日のウォ−キングスタ−ト時点の“浄蓮の滝”に到着。20分ほど回遊し、いよいよスタ−ト。今日は旧天城トンネルへの上り口、水生地下(すいしょうちした)までの約10キロのウォ−キングである。島崎藤村、横光利一文学碑などをみながら滑沢渓谷へ。この辺の紅葉も盛りではあったが、曇ってきたため陽光が無く、くすんだ感じに見えたのはチョット残念であった。旧大川端キャンプ場から水生地下まではダラダラした登り。途中、左にワサビ田を見ながら水生地下に到着。再びバスに乗り、宿泊地の湯ヶ野に向う。下車後、小説<伊豆の踊り子>に登場した旅館「福田屋」に立ち寄り当時を偲ぶ。そして国民宿舎「かわづ」へ。

12月11日(火)

 今日はバスで水生地下まで戻り、旧天城トンネルを通り河津七滝(ナナダル)までの10キロである。河津七滝とは河津川に架かる七つの滝の総称である。(伊豆地方では滝のことをタルと呼ぶが、これは滝の古語「垂水」(タルミ)からきているという)
 最初は<つづら折り>と称されるゆるい登り道を歩く。途中には川端康成の文学碑が。40分ほどで旧天城トンネルに着く。
 このトンネルは標高708メ−トル、明治39年に完成した道路隧道で国重要文化財である。また日本の道100選、日本100名峠にもなっている。早速、全員で記念写真。小休止の後トンネルに入るが、長さ446メ−トルの隧道は真っ暗、我々の話し声だけが反射する。まるで冷蔵庫の中に入ったような感じだ。約5分ぐらいでトンネル通過、二階滝に向う。ここで冷たいものが落ちてくるが、ほんのお湿り程度で大勢に影響なし。二階滝付近で上ってくる観光客に会うが、考えてみると昨日“浄蓮の滝”を出てからウォ−キングで出会った最初の人達であった。
 宗太郎杉並木付近では陽も射してくる。いよいよ河津七滝も近い。最初の滝、釜滝へは210段の階段を下りるが、結構急な下りで、手すりやクサリを伝わって下りることになる。釜滝は落差22メ−トル、その横に柱状節理の玄武岩が覆いかぶさるように迫ってくる。ここからエビ滝、蛇滝を見て初景の滝に出る。“踊り子像”のあるこの場所は、七滝の観光スポットでふだんは観光客で賑わっているが今日、この時間に限り貸切状態。ここでも「ハイ、ポ−ズ」。カニ滝、出会滝、七滝で一番落差の大きい大滝(27メ−トル)を見て昼食場所の旅館「天城荘」へ。
 到着時間は12時30分ピッタリ。全員でまず大広間へ。昼食である。今回は50回記念でもあり昼食はオニギリではなく刺身・煮物・肉・野菜等がふんだんに盛り付けられたお膳もの。当然のごとく、わがグル−プは早速ビ−ルで乾杯となる。
 出発時間は2時半。食後、温泉に浸かる時間も充分にある。我々は大浴場へ。大浴場には岩風呂、冷泉、子宝の湯、野天風呂、そして五つの薬草風呂があり替りばんこに全ての湯に浸かる。時間にして50分ほどであったが、こんなにゆっくり(数多く)浸かったのは生まれて初めてである。
 定刻の2時半にバスに乗るが、この時また雨が降り始める。歩行中はお湿り程度で、全て終了してから本格的な雨が…。今回のウォ−キングは本当についていた。帰りは順調で交通渋滞も無く、藤沢には予定より1時間以上も早い6時15分に着いた。
 楽しい50回記念ウォ−キングであった。参加した皆さんもご満足であったにちがいない。
 (谷村彪 記)
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